ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

視点

栽培の喜びで子供の感性を育てる

  • (株)JPホールディングス 代表取締役社長 山口洋
  • 第63回 2009年08月01日

  • この記事をPDFで読む
    • 無料会員
    • ゴールド
    • 雑誌購読
    • プラチナ
当社は認可・認証保育園運営を中心とする子育て支援事業を展開している。子どもたちには「好き嫌いなく何でも食べられるように」という願いから、簡単な調理実習を経験させる教育を提供しているが、面白いことに、子どもたちは自分たちが作ったものは、本当に喜んで食べる。単に色がきれいという理由で、野菜嫌いの子がピーマンをクッキーの具材にする。そして普段は口にするのも嫌がる野菜をペロリと食べてしまう。そうした事例を見るにつれ、自分で栽培のプロセスを体験すれば、「より食べ物への理解が深まるのではないか」と考えるようになった。
 当社は認可・認証保育園運営を中心とする子育て支援事業を展開している。子どもたちには「好き嫌いなく何でも食べられるように」という願いから、簡単な調理実習を経験させる教育を提供しているが、面白いことに、子どもたちは自分たちが作ったものは、本当に喜んで食べる。単に色がきれいという理由で、野菜嫌いの子がピーマンをクッキーの具材にする。そして普段は口にするのも嫌がる野菜をペロリと食べてしまう。そうした事例を見るにつれ、自分で栽培のプロセスを体験すれば、「より食べ物への理解が深まるのではないか」と考えるようになった。

 そこで数年前から、園ごとに園庭を利用して栽培を行なっている。駅ビルの中にある保育園では屋上にある花壇の一部で稲を育てて、園庭のない施設では区の農園や近隣の農家の土地を借りて、保育士と園児が一緒になって農作業に励む。今年4月には食と自然を体感しながら学べる自然共生型の保育園も開園した。

関連記事

powered by weblio