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【北海道長沼発ヒール・ミヤイの憎まれ口通信】
似て非なるもの、投資と捨て作り
- 西南農場 代表取締役 宮井能雅
- 第18回 2009年08月01日
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挨拶は心の鏡と小学校で教わりませんでしたか?
今年も北海道・上富良野でスガノ農機主催の第32回土を考える会が7月10・11日に開催された。スガノの革新的なフロント作業機も興味深く、毎回いろいろな方達がやって来て意見交換を行なう。当然、北海道の生産者が多いが、本州や九州からもやってくる。今年はどんな変人・奇人に出会えるかというのも楽しみのひとつである。やはり感覚的に北海道以外で変わった方達が多いと感じることがあるが、やはりそれくらい努力して経営をされ、自立しているから自信が態度に表れるのだろう。このコラムを見ているよと、あいさつをしていただける者もいれば、あからさまにアッチ向いてホイの態度をとる者もいる。
嫌われてなんぼのヒール宮井なので別に頭に来る、ということはなく、また日常茶飯事である。
知り合いに挨拶する場合、時速60kmで運転している自家用車では無理だが、トラクターの様に時速35km以下で走行する場合は、反対車線の車を注視しながら、左手を上げて挨拶することになる。同じ地区の住民でも毎回、毎度、全く無視されることがある。こちらは右手で挨拶すると車やトラクターのピラーで、相手が私の動作を見ることができない場合があるので、少し気を使い左手を軽く上げて、挨拶するようにしている。これくらい丁寧に相手を考えて行動しているにもかかわらず、無視をされるとカチンと来ると思われるが、本音は違う。私が手を振る相手が誰か分からなくても、私のハンサム顔を分からないおトボケ者はそうそういない。私は心の中でこうつぶやく。「挨拶もできない3Sの極小野郎、家に帰ったら、あんまり小さいのでかーちゃん泣いているぞ」。ところが、こんなことはかわいいもので、もっと危険性を伴う場合がある。
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宮井能雅 ミヤイヨシマサ
西南農場
代表取締役
1958年3月、北海道長沼町生まれ。現在、同地で水田110haに麦50ha、大豆60haを作付けする。大学を1カ月で中退後、農業を継ぐ。子供時代から米国の農業に憧れ、後年、オーストラリアや米国での農業体験を通して、その思いをさらに強めていく。機械施設のほとんどは、米国のジョンディア代理店から直接購入。また、遺伝子組み換え大豆の栽培を自ら明かしたことで、反対派の批判の対象になっている。年商約1億円。
北海道長沼発ヒール宮井の憎まれ口通信
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