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【ちょっとちがうぜ中国で農業】
中国に根を張るジャガイモ食文化
- 土下信人
- 第54回 2009年08月01日
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中国人はジャガイモ好き
ジャガイモは紀元前5000年に栽培が始まったという。ヒトは7000年近くジャガイモに付き合っている。ジャガイモの自生地はアンデス山脈標高3800mのチチカカ湖周辺といわれる。アンデスのヒトは有毒の野生ジャガイモを無毒化する方法を見つけ、それを食することで生き延びることができた。
2005年の世界におけるジャガイモの生産量は3億2310万tで、日本の生産量は275万tである。中国は7346万t(22・7%)で最も生産量が多い。それがほとんど国内消費されている。中国人はジャガイモ好きだ。ジャガイモは中国の寒い地域で作られていると思われているようだが実際は違う。雲南、四川、重慶、貴州と比較的温暖な地域で生産量の30%を作っている。中国の家庭料理にはジャガイモ料理が多い。雲南では焼きジャガイモご飯がある。チベット料理には実に美味しい多様なジャガイモ料理がある。
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土下信人 ツチシタノブヒト
1949年愛知県生まれ。95年、沖縄で(有)土下を設立。組織培養技術を活用した苗生産・販売を中心とした農業のコンサルタント業務を開始。上海で組織培養施設への指導を行ない、2003年同地で組織培養会社、上海百奥微繁植物有限公司を設立。HP『大きな国で』を開設。
ちょっとちがうぜ中国で農業
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