ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

編集長インタビュー

ジャガイモ生産者よ、加工メーカーよ 国産冷凍フライドポテトと同じ轍を踏むなかれ

ポテトチップス同様、ジャガイモの加工メニューとして人気を博しているのが、フレンチフライドポテト。その多くが海外から加工品として輸入されているものだが、かつては国産ジャガイモを使った冷凍フライドポテトが国内市場で圧倒的シェアを占めていたという。今回登場する山道弘敬氏は、国産品が輸入品に敗北していく過程をつぶさに見つめてきた人物である。現在はジャガイモ専門のコンサル業務を行なっている氏に敗北することでわかった、国産ジャガイモ生産の可能性を聞いた。
いいとこ取りされた国産フライドポテト

昆吉則(本誌編集長) 山道さんは北海道大学卒業後、森下仁丹(株)のグループ会社である仁丹食品(株)(当時)に入社されて以来、ジャガイモとの関わりが深いとお聞きしています。まずは、その頃のお話をお聞かせください。

山道弘敬((有)TOMTEN代表取締役社長) 私は、ジャガイモの生産・加工、そして流通・消費の拡大を図るコンサルティング会社を起業しましたが、その原点にあたるのが、仁丹食品での経験です。入社した当時、1982年のことになりますが、同社は食品事業に力を注いでおりました。中でも、国産のジャガイモを使った冷凍食品のフレンチフライドポテトについては、国内の市場で圧倒的なシェアを誇っていました。

関連記事

powered by weblio