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江刺の稲

本誌読者に食産業界の目が集まってきた

  • 『農業経営者』編集長 農業技術通信社 代表取締役社長 昆吉則
  • 第62回 2001年04月01日

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 会員募集にあたって本誌では、出店する農業経営者や推薦者に対して「農業は食べる人のためにある」というあたりまえの理屈を語れる人であることを求めます。農家の中には契約しても市況が高くなると契約先に出荷せず、横流しをしてしまうというような輩が残念ながら存在します。農業が天候に左右されることはあるでしょう。しかし、あたりまえな最低限の契約すら守れない者は本誌の責任で排除します。それは顧客への裏切りであり、何より誇りを持って努力する他の参加者への信頼をも損なうものだからです。

 顧客は決して有機農産物ばかりを求めているのではありません。品質要求に対しても価格に対しても多様な要求があることを知ってください。自分で価格を付け、顧客を探していくことの面白さ、難しさも体験してください。試行錯誤も必要です。相談にも乗ります。業者向けだから有効な「すそ物処分セール」も可能です。優れたメニュー開発者と組んだ「メニュー提案を含む食材紹介」をしたり、美味しいからこそ虫食いの果実をレストラン向けに売るというようなキャンペーンもやってみたい。我々から様々な提案をします。でも、このサイトに参加する目的の第一は、大小の顧客に対して信頼の中で安定的な契約を結ぶことです。今の販売先も大事にして下さい。販売の多元化が経営の安定化につながります。

 本誌ではインフォマートのサイト上にコーナーを持ち、農業経営者紹介を含めた様々な農業情報を需要者向けに提供していきます。農業や農業技術に対する消費者や需要者業界の誤解を正し、農業の生産と消費について売り手と買い手が理念や技術知識を共有し、そこに新しい信頼関係を作るためです。

 このサービスがより有利な販売先の獲得とともに、需要者との直接の取引を通してマーケット情報を得るあらたなチャンスとなることを願います。参加希望者または関心のある方は申込書に必要項目をご記入の上、FAX、郵送あるいは本誌編集部HP(http://www.farm-biz.co.jp)を通じてお申し込み下さい。もっと詳しい内容をお知りになりたい方も本誌編集部までお問い合わせ下さい。インターネットへの接続のご相談にも乗ります。また、ご自身で直接インフォマートに出店したいという法人経営の方も本誌編集部までご相談ください。

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