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人生・農業リセット再出発

風樹の嘆

 分子を自由に並べ替えて自然界には存在しなかった新しい金属などの物質を創り出す技術の、ナノ・テクノロジー(超微細技術)や、受精後間もない段階で取り出した細胞で身体のあらゆる組織に成長させる可能性を持ち、臓器移植や難病治療の救世主である万能細胞(ES細胞)研究等が脚光を浴びている。租税回避地でいてクローン規制法律も無いバハマでは、今年中にクローン人間が誕生するらしい。それも日本人夫婦の子供である。ロンドンにフライトすれば狂牛病を始め新しい伝染病流行で大騒ぎ、バンコクでは地域によっては三十人に一人ではないかと言われているエイズ感染者は珍しくも無い。寿命が延びようが科学が進歩しようが、世の中の変遷はかまびすしいが、変わらぬものは人の心である。心の人生は芸術である。柳生但馬守は「我、人に勝つ道を知らず、我に勝つ道を知れり」と言っている。最も強くて賢い人が一等賞を取るとは限らない。勝利を得るのは自分の能力を信じて絶えず努力をしている人。折角の人生、どうせ後で嘆くものなら、今直ぐにでも行動に移すが良い。自分の人生の主導権を握ろうではないか。平凡な生き方は止めよう。平凡さは鷲のように本来は羽ばたけるはずなのに雀のように生きるようなもの。無いものを嘆くより、あるものに心から感謝したい、とは書家辻良樹さんの言葉である。

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