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特集

待ってました日本農業の夜明け!イノベーションに挑む経営者の時代 続編 年の初めに言ってしまいます――何よりも自分に、そして時代に、同伴者たちに


農業分野の改革・革新が盛んに議論され、政府の取り組みも始まろうとしています。しかし、“まちづくり”=“コミュニティ”づくりへの取り組みは白紙の状態です。私がするのはそのコミュニティづくりの提案で、過疎が加速して高齢化が進み、活気を失っている地方の再生プランになります。提案では、都市圏で生活力がある団塊世代に移住してもらい、地元の人々も加わって空き地や空き家を活用し、食糧自給的生活を基本とした、コモンハウス、農業用の資材や機材を共有したコミュニティを創るのです。
理念とコミュニティ運営のシステムを我々NPOが提案します。北欧で生まれたエコヴィレッジのコアであるコウハウジングをモデルとして民主的で合理的、効率的な住まい、生活のシステムに、個人では難しい農地活用の仕組みを組み込んだコミュニティです。
現役世代の入居者はこのコミュニティの良さを享受し、団塊世代は用意された食糧自給的生活システムを活用し、ほどよい運動になる適度な農作業をしながら自己実現の余生を過ごします。都市圏に住む子どもたちや孫たちは田舎の自然の中での豊かな体験ができます。発達障害などの異常が気になる孫たちの人間形成に大きな貢献ができます。清浄な環境の中での適度な農作業は健康を促進し、病気や認知症の罹患率を下げてピンコロの最期を約束します。
このようなコミュニティが実現すれば、必ず社会の大きな評価を受けると思います。消滅しそうな集落を復活させ、国の食糧問題や農地問題のほか、孫の人間形成にも貢献し、保険・医療問題にも寄与できるからです。こうしたことに対する評価はコミュニティの不動産評価を高め、結果として資産の継承もうまくいくと確信します。
この計画は農村のためばかりでなく、日本の独特な地域社会づくりに西欧的な契約に基づいたコミュニティづくりをプラスすることで日本の未来形成のためにも重要な働きをすると考えています。現在その実行計画を作成中です。

気象災害はもうまっぴら。
しかし、そんなことでへこんでいる時間も
おとなしさも持ち合わせてはいない

【31
雪害は受けたが前向きになれた
大変な時代は楽しみな時代
馬場康尋(埼玉県上里町)】

昨年は本当に雪害にやられましたが、思いのほか後ろ向きにならず、なんとかしようと切り替えられたので、これからも農業に前向きに取り組めるのではと思っています。
いまの自分が目指す農業とはなんだろうと考えたのですが、現時点ではボヤッとしています。それでも、パッと思い浮かぶのは「おいしく、楽しく、おもしろく」という言葉です。すでにいろいろな人が使っており、どこかで聞いたフレーズのようでもありますが、これを私の経営で当てはめるとこうなります。

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