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特集

待ってました日本農業の夜明け!イノベーションに挑む経営者の時代 続編 年の初めに言ってしまいます――何よりも自分に、そして時代に、同伴者たちに


「イチゴを食べておいしいと喜んでもらえる」「イチゴや農場で楽しんでもらえる」「イチゴが育つことに興味を持ってもらえる」
現在、親父のもとで仕事しており、事業承継は視野に入ってきてはいますが、今後経営者としてどのような形にしていくか、具体的なところはまだ見当もつきません。ただ、この先、大変な時代だと思っていますが、どうなるか楽しみでもあります。
農業経営者として目に留まるようになり、『農業経営者』に取材してもらえるようになりたいです。

米価崩壊!
私たちはそれを恐れていたのではない
自由に考え、試される日が来るのを
待っていたのだ

【32
米価下落、目標を掲げて
何をどうすればいいか考えるとき
木津みずほ生産組合 坪谷利之(新潟市)】

「2015年 羊年」。昨年のお正月と何が違うのか? 「2014から2015に、馬から羊になっただけ?」「米価(大きくは概算金・相対価格……)の下落」
顧客に対する販売価格を下げた経営者がどれだけいるか? 販売価格を下げられた経営者は下げる要因があったのだろうか? 下げられる要因は二つ、生産量の増加か生産原価の減少しかないはず。相対価格が下がったから販売価格を下げた……では本来の経営とはいえない。
大事なことを忘れていた。7500円/10aに減少したこと。これは大きいことだ。前年と同じ作業をこなしたにもかかわらず、我が社でいえば二百数十万円の収入がなくなったわけだから……。
しからばさて、今年度はいかに? 要は、自分たちでできることを粛々と……に尽きると思う。
「米価(いわゆる概算金や相対価格)」「肥料・農薬代」「燃料費(ガソリン・軽油など)」「農業機械」「為替レート」等々は我々の意思とは無関係に動くわけで、とくに米価は少子高齢化や食の変化などにより国内消費量は確実に減少していく中、無理に米価を上げようとすればどこかにひずみが出、結果回りまわって自分らの首を絞める結果になることは明白。そもそもWTOルールでは、「農産物価格を政策により支えることはあってはいけない。市場に委ねるべし……」とあるはず。
米価が下がっていくならば、その価格で所得を確保するにはどうすればいいか?を考えるべきで、間違っても税金で隔離して価格を維持、もしくは上げよう……なんて小手先の手段にすがる時代ではないだろう。
そうした中、所得の確保には販売高を上げる(増収と単価増)か経費を減らすしかないわけで、前記のような現状を踏まえれば、営業努力と農地の面的集積と区画の拡大に努め、作業効率の向上による経費の圧縮だけが残された道のような気がするが……。

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