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特集

待ってました日本農業の夜明け!イノベーションに挑む経営者の時代 続編 年の初めに言ってしまいます――何よりも自分に、そして時代に、同伴者たちに


うちは、関東以西が寒い12月~1月末にかけて収穫するというスタイルを貫いてきましたが、このままではマズいなと感じるようになってきました。加工業向けにコストダウンを図るなど採算の取れる方策はないか。さらには赤シソとキャベツの2本柱からの品目の大転換についても頭を悩ませています。
一つ朗報としては、26歳の息子が農家になることを決意してくれたことです。元エンジニアの経験を活かして、開発型農業の大きな戦力になってくれるでしょう。手数のかかりそうな品目に挑戦するタイミングとしては、制度資金が使えるのでちょうどいいのかもしれません。新しい品目に挑戦するとなれば、現状の体系にアイデアを加えて新たな機械作業体系を考案していきたいですね。キャベツの出荷作業の傍ら、現状を踏まえて作戦を練っているところです。今年はチャレンジングな年になりそうです。

【27
農作業・経理・営業の三位一体の改革を
システムとして完成させる
株式会社夢ファーム 奥山孝明(岡山市)】

2008年に農業経営者になり、あっという間に7年目が過ぎた。地域の地主、地元の農業者、全国のすばらしい農業経営者の皆様、農機具メーカーや国・自治体・農業団体・研究機関の方々に恵まれ、経営を続けてこられました。
会社設立当初より作業管理は、農研機構の「作業計画管理支援システム(PMS)」を使いながら、地主の圃場データや作業履歴、入水日管理・乾燥調製施設の収穫ロット、作業機械の購入履歴・修繕履歴、作業機の作業深さ、播種の栽植密度など、考えられる栽培データを入力し、蓄積してきました。昨年度から、農水省の「農業界と経済界の連携による先端モデル農業確立実証事業」に応募し、PMSが苦手であった、お金の動きの見える化に取り組み、農作業の管理と同時にお金の管理が一つのソフトでできるようになってきました。ずっと懸案であった、100人を超える地主との保有米と地代の相殺伝票もこれで簡単に精算できるようになるはずです。保有米を配達した際、GPSの位置情報から地主を特定し、保有米の数量を入力すると、仕切り書が印刷できるとなれば完璧です。これが今年の重要目標!
農作業・経理・営業の三位一体の改革をシステムとして完成させ、土日休業に向けて頑張りたいと思います。そして、その次は、気象データ・作業機データの取り込みで5次元管理を完成させるぞ!

共に歩む仲間がいるから
知恵が出る、笑顔が出る

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