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特集

待ってました日本農業の夜明け!イノベーションに挑む経営者の時代 続編 年の初めに言ってしまいます――何よりも自分に、そして時代に、同伴者たちに


地域も業務も超えて
知恵と勇気を分かち合う

【28
変化に果敢に立ち向かう農業分野の方々を
学外活動を通して精一杯サポートしたい
千葉大学園芸学部食料資源経済学科
エコメッセちば実行委員会運営委員 河原崎滉一郎(千葉県)】

まず初めに、私のような農業分野に足を踏み入れたばかりの者がこのような場所に投稿できたことをうれしく思う。
千葉大学園芸学部に入って早8カ月。この間だけでも世の中は大きく動いた。入学した際にはちょうど消費税が上がり、そして12月に入れば円安が進行し、1ドル120円にまでなった。私のような学生から見たら、この変化はあまりにも大きく、私たち一人では何もできない。
しかし、この農業分野ではそのような世の中の変化の中でも果敢に立ち向かう方々がたくさんいる。私も実行委員として参加している、エコメッセinちばの参加団体もそうである。各団体の強みを活かし、ソーラーシェアリングによって農業、福祉、自然エネルギーでつながろうとしている。
それだけではない。千葉大学の柏の葉キャンパスのあるつくばエクスプレスの柏の葉キャンパス駅前では有機栽培などさまざまな工夫を凝らした店が集まり、毎月マルシェを開いている。その他の場所でも多くの団体が、個人が、農家がそれぞれ集まって動き出している。私自身も、農業・園芸を学ぶ者として精一杯その手伝いやサポートに1年間、取り組んでいければと思っている。

【29
これからもmonster farmerと出会い、
自らを磨いていく
株式会社新耕農産 板垣嘉将(新潟県村上市)】

一歩踏み出すとそこにはmonster farmerたちが! アンテナを立てて一歩外に出ると見えてくるモノがある。
自家の経営に入って14年目のコメ作りが終わり、来季の栽培を考える今日このごろ。米価下落や資材高騰、TPPなど、暗い話題が多い中、来作にチャレンジしたい技術がたくさんあり、冬が終わるのを楽しみにしている自分がいる。
自家に入って10年目のころ、当時自分の技術と農業情勢に対してイロイロと悩んでいた時期があった。新潟は「米どころ」として稲作のみの経営が非常に多く、当時の栽培品種は大半がコシヒカリという状況で、自分が農業をやって抜きんでるにはとか、他県の新品種ラッシュの中、どう自分の技術を高めて経営を向上させるかといったことを、夜な夜なWEB上で情報をかき集めては一人模索していた。
地元の農家の方々から学ぶことも多いが、徐々に悪化する農業情勢や下落傾向の米価に「時代だから仕方ない」的なムードがイヤだった。これでイイの?という自問自答ばっかりだった。いま思えば悩んでも何も進まないが、当時は本当に悩んでいた。

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