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紀平真理子のオランダ通信

イシグログループ主催のオランダ施設園芸視察研修(4)


また、同社ではスペインにある子会社のAgroBio社のマルハナバチも商品ラインナップに加えている。以前、オランダでは受粉に振動受粉方式が採用されていたが、80年代以降に普及したマルハナバチのおかげで受粉の質と着果率が上がった。マルハナバチの利用ではトマトやパプリカの形が均一になるともいわれている。労働コストも大幅に削減でき、大規模生産には欠かせない資材になった。マルハナバチを利用するとそれに害を与える化学農薬が使用できなくなるため、結果として天敵昆虫の使用が促進されるという流れになる。

ぶれがないオランダ

 オランダでは80年代にすでに環境保全型農業へと方向転換をし、国を挙げて環境保全に努めている。環境保全に関する厳しい規制(違反した生産者には罰金)と明確な目標数値を定めたことで、目標を達成するために研究者のリサーチや農業関連会社の技術革新が進んだ。近年はその成果が見られている。目標を設定し、達成のための手段を考えて実行する。簡単なようで実行するのはたいへん難しいが、オランダ農業を思い起こすと生産者や農業関連会社、政策などがこのスローガンを忠実に守っていると感じることが多々ある。

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