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今月の数字

8.2%/人口に占める国際観光客到着数の割合

日本政府観光局によれば、2014年11月の訪日外国人客数は、前年同月比39.1%増の116万9,000人で、3月以来、9カ月連続で月間の訪日外国人客数が100万人を超えた。
年間では10年前の2倍以上となる1,300万人を突破する。しかし、世界的に見ればまだまだ外国人訪問客(国際観光客到着数)は少なく、13年時点では世界で27位、アジアで8位にとどまっている。もっともフランスでは人口6,366万人に対し8,301万8,000人と人口比130.4%に達し、同じく観光立国のスペイン(130.4%)やイタリア(78.5%)でも高い割合を示す。工業国のドイツでも人口に対し38.4%の国際観光客到着数がある。
ところが、日本は13年時点で1億2,639万人の人口に対しわずか8.2%の1,036万人しかいない。香港やマカオ、シンガポール等人口規模の小さな国は別として、タイ(人口6,709万人に対し39.6%)や韓国(同じく5,022万人の24.2%)と比べてもまだまだ人口に対する国際観光客到着数の割合が低いことがわかる。
国連世界観光機関(UNWTO)によれば、国際観光客到着数は10年の9億4,000万人から13年は10億8,700万人、14年には11億人に増加した。この成長に合わせて国際観光収入も1兆1,590億米ドルに達し、実質で5%増となった。30年に国際観光客到着数は18億人に増加すると見込まれており、先進国でも伸びしろが期待できる最後の成長分野と考えられている。

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