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人生・農業リセット再出発

風邪ひいたら、どえりゃあ紅茶

国際線の乗務員1人が風邪などを理由に外地で寝込んだりすると飛行機が止まる。多数いるスチュワーデス(CA)は、サービス要員だけではなく、緊急脱出時の保安要員として航空法でドア数と比例して最低搭乗員数が決まっており、欠員が生じると欠航するしかない。
代替するには到着したばかりの疲れきった乗務員を降ろさないで帰りも乗務させるしかない。そこで、予防医学として産業医たちが考えついたのは、紅茶でうがいする方法だ。紅茶ポリフェノールには、殺菌効果、虫歯予防フッ素、食中毒、血圧降下、肌の老化防止作用がある。コーヒーの3倍のカフェインが含まれるが、覚醒的作用は緩やかに作用する。 紅茶はどのように作られるのか? インドやスリランカで頂上まで続く茶畑を見て驚いた。静岡と変わらない風景だった。彼らは緑茶を飲まないので日本向け輸出用だと思っていたら、それは紅茶用だった。緑茶、烏龍茶、紅茶は、日本茶とまったく同じ茶の樹、ツバキ科常緑樹から作られているのだ! 紅茶と緑茶の違いとは何か? それは製造法の違い。茶葉の酸化酵素を利用して製造するのが紅茶、利用しないのが緑茶である。紅茶は、製造過程で茶葉の色が緑色からつやのある褐色へと変化するだけではなく、抽出液の色も緑黄色から美しい赤褐色へと、香りは新鮮でグリーンな香りから花や果物を思わせる華やかで芳醇な香りへと、味わいはより深いものへと変化していく。酸化発酵を少しだけ利用して作られるのが烏龍茶。カラスみたいに黒色で、形は龍みたいに曲がっているから、烏・龍・茶! 紅茶の発祥の地は、この烏龍茶の製造が盛んに行なわれている中国福建省である。17世紀前半に中国からヨーロッパに紹介された茶は、釜炒り緑茶と烏龍茶だった。無発酵は緑茶、半発酵は烏龍茶、発酵させると紅茶。茶の人気が次第に高まり、イギリスでは味のしっかりした酸化発酵の強いタイプの烏龍茶が好まれるようになり、嗜好に合わせて酸化発酵を進めていくうちに完全発酵の黒褐色の紅茶(Black Tea)が生まれた。中国語で紅茶はホンツァ~と発音するが、英語では一般的にTeaといえば紅茶のことで、紅ではなく黒色の茶なのである。 

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