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初めてのハンティングに興奮を覚えましたが冷静に考えると、こういう銃の扱いに長け、自分の文化基準を信じるアングロサクソンからは、まだまだ多くを学ばなければならないようです。
この地は砂漠地帯ですが一部潅水のための水路があり、半日おきにゲートの開け閉めをしなければなりません。みんなが休みの日に、そのゲート操作をすることになりました。いつものダットラに乗りこみ現地に到着すると、水路から水があふれ、粘土質の道路がグチャグチャ状態。こちらは世界のダットラで四駆だったので、無謀にもそのウエットなところに進んだところ、オーマイガー! ダットラがスタック(ぬかる)してデフまで沈んで亀の子状態になってしまいました。
トレンに電話をかけようとしましたが、休みを邪魔したらまずいと思って、トラクターの置いてある5km先まで歩く覚悟を決めました。いつも水筒を持ち歩いているので何とかなると歩き始めましたが、さすが炎天下45℃超えだったので2kmくらい歩いて州道に出たところで疲れて座り込んでしまいました。
すると日野の4t・ウイング車に乗った同年代の男女が止まってくれて、農場まで送ってくれたのです。この気温では道路でヘタっているのは見逃せないと言われました。あ~ありがたい。サンキュー・マイト!(オージー語で仲間)
楽しいこともありました。近くのトマト加工工場の受付の金髪・ブルーアイのジェナはかわいい。北海道から来たと話したら何度かニセコにスキーに行ったことがあるらしい。また行くと言っていたので、北海道案内でもしようかと考えている。両親に「オーストラリアで仲良くなった娘です」って紹介したらビックリするかな~。
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宮井能雅 ミヤイヨシマサ
西南農場
代表取締役
1958年3月、北海道長沼町生まれ。現在、同地で水田110haに麦50ha、大豆60haを作付けする。大学を1カ月で中退後、農業を継ぐ。子供時代から米国の農業に憧れ、後年、オーストラリアや米国での農業体験を通して、その思いをさらに強めていく。機械施設のほとんどは、米国のジョンディア代理店から直接購入。また、遺伝子組み換え大豆の栽培を自ら明かしたことで、反対派の批判の対象になっている。年商約1億円。
北海道長沼発ヒール宮井の憎まれ口通信
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