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江刺の稲

国産Non-GMOトウモロコシのプレミアム

  • 『農業経営者』編集長 農業技術通信社 代表取締役社長 昆吉則
  • 第229回 2015年05月27日

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農水省の飼料米生産拡大キャンペーンがにぎやかだ。それを見ていると我が農業界が、大本営発表を信じて敗戦に向かっていった国民の姿、あるいはバブルに酔った人々にダブって映る。それがしたとき、農民たちは国をネコの目農政などとあいかわらずの悲鳴を挙げるのだろう。少しは世界的な視野でものが見え、マーケットメカニズムを考えられるはずの飼料メーカーや大手商社などもこの飼料米政策を商売のチャンスだと思って疑問を抱かない。
でも、勝てるはずのない戦争がやがて終わったように、この飼料米バブルも3年か5年をめどにはじけてしまうだろう。自民党政権が減反廃止のめどにしている平成30(2018)年、あるいは今年3月に閣議決定された新しい「食料・農業・農村基本計画」が見直される5年後を想定しておけばよいのではないか。
むしろ、その間に我々が進めているNon-GMOの子実トウモロコシの生産が時代をリードしていくだろう。先行する農業経営者たちはリスクを自ら背負いながら子実トウモロコシの生産に取り組んでいるが、彼らには必ず先行者利益が与えられる。それに続く人々も3年、5年後をめどにすればよいだろう。
政策の変更を期待するのではなく、現在の農業経営の“あたりまえさ”を忘れさせる交付金の麻薬中毒患者にならない良識を持ち続けることが肝心なのだ。くれるというものはもらえばよい。しっかり次への投資に使えばよいのだ。

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