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紀平真理子のオランダ通信

有機栽培のBioRomeo社


「お客様の知識不足やスーパーでの安い売値、まだ知られていない品種が多いことに着目したうえで、農場のイベント(オープンデー、ハーベストデー)ではジャガイモやイチゴをお客様自身が収穫して購入できる機会を設けた。また、都市部に期間限定で店舗を構え、品種の説明や食べ方の提案も実施している」
販売に関しては以前、業者に委託していたが、価格の変動と取引がフェアでないと感じたことから、3年前に近隣の25軒の農家と合弁会社のBio Romeo社を設立するに至る。数量が多くなれば、レストランや病院などとも取引しやすくなり、輸送コストの削減にもつながる。これらのメリットを享受している。
この会社組織としては現在、8割を直接顧客に販売する。中間業者を挟まないことで小売店より3割安く提供できているようだ。販売の残り2割については離乳食加工会社向けで、コールラビやスイートコーン、ホウレンソウ、アーティチョークを供給している。
息子のKrispijn氏は最後にこう話した。
「これからの農業は協力がポイントだ。25軒の農家とは毎年ミーティングを行なって生産する作物を話し合う。たとえ作る品目が同じでも、売り先が違ったり、使用目的が違えば、バッティングすることはないので大丈夫だ。実際、設立以来、そうしたことで悩んだことはない。お互いが不足を補って供給量を確保し、また機械も貸し借りしている。政策は変わるものだし、補助金もなくなる。そこに頼ることなく、売り方や品質などを工夫し続ける。挑戦なくして持続可能な農業はあり得ない」

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