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一方、世界の輸出国はタイに続いて、インドとベトナムが拮抗している。パキスタンがわずかに拡大し、米国は一定量を保っている。14年農業法が発動しても、急速な拡大は見込まれていない。
次に、中粒・短粒米の輸出入の概要を図表11、12に示した。最大の輸出国である米国のカルフォルニア州では干ばつがあり、まだ十分な生産量を回復していない。オーストラリアも同様だが、10年後までには、大幅な増加が見込まれている。エジプトの輸出量は増えているが、EU28カ国、日本、中国も主な輸出国である。
中粒米市場では、日本や韓国、台湾にWTOの勧告が出ており、市場拡大にはいろいろな国が関わることが予想される。しかし、TPPにより日本が市場開放をするという可能性も考えられる。そうなれば、ジャポニカ米を含むこの市場のメカニズムは大きく変わってくる。長粒米や他の穀類に対する価格差にも、新たな変化がもたらされることもあり得るだろう。
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