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【紀平真理子のオランダ通信】
天敵昆虫の普及にはきめ細かいアドバイスがカギ
- 紀平真理子
- 第24回 2015年06月25日
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オランダ・KOPPERT社の国際営業担当者によると、日本での同社製品の販売は1991年にアリスタライフサイエンス社と販売契約を締結して以来20年以上経つという。日本市場への年間輸出額は約1000万ユーロに上る。ただ、諸事情から満足しているわけではなさそうだ。
「日本市場は天敵昆虫の登録にとにかく時間と費用がかかる。一番初めに登録したものは4年もかかった。いまは早ければ3年で申請が受理されるようになったが、最近でも生態系を壊すという理由で通らなかったケースがあった」
担当者は続けて両国の状況を説明してくれた。
「日本市場は天敵昆虫の登録にとにかく時間と費用がかかる。一番初めに登録したものは4年もかかった。いまは早ければ3年で申請が受理されるようになったが、最近でも生態系を壊すという理由で通らなかったケースがあった」
担当者は続けて両国の状況を説明してくれた。
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紀平真理子 キヒラマリコ
1985年、愛知県生まれ。2011年、オランダへ移住し、食や農業に関するリサーチ、本誌や馬鈴薯専門誌『ポテカル』への寄稿を開始。2016年、オランダVan Hall Larenstein University of Applied Sciences農村開発コミュニケーション修士卒業。同年10月に帰国し、農業関連記事執筆やイベントコーディネート、海外資材導入コーディネート、研修・トレーニング、その他農業関連事業サポートを行なうmaru communicateを立ち上げる。今年9月、世界の離乳食をテーマにした『FOOD&BABY 世界の赤ちゃんとたべもの』を発行。食の6次産業化プロデューサーレベル3認定、日本政策金融公庫農業経営アドバイザー試験合格。
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