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今年の市場相場を読む

“その他野菜”に伸びしろはあるか ウメ/ユズ/ギンナン/タケノコ水煮


【今後の対応】
ギンナンはさらに需要が増してくるはずだ。農家が人手不足を理由に出荷拡大をためらうことはない。公園などでギンナンの実が落ちはじめると意外なほど一般の人がたくさん集まる。その動員力を活用し、そのままならキロ何円、皮をむいて乾燥させたら何円というふうにすればいい。ギンナン拾い名人は団塊の世代以上の時間のある元気なお年寄りだ。チラシをまくだけで、協力してくれる人は現れるはずだ。これを有効活用しない手はない。

タケノコ水煮
加工・業務用は中国、こだわりは国産、他にない食感がさらなる需要を

【概況】
東京市場のタケノコ水煮は不滅だ。ここ20年で入荷は8割も減ったが、平均キロ単価の500円強はほぼ変わらない。15%程度だった中国産は13年には7割を超えた。中国産が倍増して国産が大幅に減らしたというのではなく、国産が製造されないから中国から調達しているだけだ。中国産が300円強とかつての半値になる一方、数量の減った国産は九州の中心産地のもので倍額の1000円を超えている。
【背景】
タケノコの生鮮と水煮は似て非なるものである。生鮮は、季節野菜のため、4月には全体の6割が入荷する。水煮は、年間を通じて平均して入荷するものの、生鮮の時期にも動く。加工・業務用が中心だといっても、小売店に生鮮が出回るとなぜか水煮も売れる。生鮮はアク抜きなどの面倒な手間がかかることから、東京圏ではタケノコ掘りの需要も落ちた。また、竹やぶの多い千葉では福島の原発事故の実害が出ている。
【今後の対応】
タケノコ水煮に関しては、東京市場への入荷が減っていても、スーパーや生協のバイヤー、納入業者は市場外流通で調達する割合を増やせと指示されている。一方で、中国産のシェアが大きいのは加工・業務用需要に対応するためだ。市場業者は他の商材と一緒に納入を要望される。タケノコの需要が落ちないのは、あの食感の野菜がそれ以外にないからだ。マコモダケやクワイも同様の食感を持つが、水煮の使い勝手と周年性、相場にはかなわない。

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