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【編集長インタビュー】
「農村経営者」の産業創造力 地域独自の価値をいかに見出し活用するか
- (有)伊豆沼農産 代表取締役 伊藤秀雄
- 2015年07月31日
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昆吉則(本誌編集長)かつて地主たちのなかには、地域全体がその風土のなかでどう生き延びていくかということを考えていた人がいたはずです。事業者としての経営力を前提に、誇りや責任感、地元への愛着を持って地域の未来を創っていくために地域をリードしていたのではないか。そういう地主たちのような役割を果たす人を、私は「農村経営者」と呼んでいます。伊藤さんは、地元の人たちと一緒に地域を変えていこうという農村経営に取り組んでいる方だと以前から感じていました。今日は、どのような取り組みをされているのかお聞きしたいと思っています。
伊藤秀雄((有)伊豆沼農産・代表取締役)農村経営ですか。いい言葉ですね。私は「農村産業」という言葉を使っています。
昆 伊藤さんの考える農村産業とはどういうものですか。
伊藤 私は、1988年に「農業を食業に変える」という理念で創業しましたが、04年にその理念を進化させました。地域の「人・モノ・環境」の価値を再発見して、それを活かした産業を創造したいと考えています。それが農村産業です。
昆 今の理念に至った経緯を振り返らせてください。もともと養豚をされていたそうですが、創業時に豚肉のハム、ソーセージの加工や販売も始めたのはなぜですか。
伊藤秀雄((有)伊豆沼農産・代表取締役)農村経営ですか。いい言葉ですね。私は「農村産業」という言葉を使っています。
昆 伊藤さんの考える農村産業とはどういうものですか。
伊藤 私は、1988年に「農業を食業に変える」という理念で創業しましたが、04年にその理念を進化させました。地域の「人・モノ・環境」の価値を再発見して、それを活かした産業を創造したいと考えています。それが農村産業です。
「農業」の産業化から「農村」の産業化へ
昆 今の理念に至った経緯を振り返らせてください。もともと養豚をされていたそうですが、創業時に豚肉のハム、ソーセージの加工や販売も始めたのはなぜですか。
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伊藤秀雄 イトウヒデオ
(有)伊豆沼農産
代表取締役
1957年生まれ。75年就農。88年に「農業を食業に変える」をコンセプトに伊豆沼農産を創業。宮城県産業審議会委員、宮城県輸出促進協議会会長、農商工連携伝道師(経済産業省)、宮城県農業法人協会顧問、宮城県物産振興協会理事、宮城日本香港協会理事、宮城県指導農業士登米市会長、宮城県「伝え人」、ほか多数の役職を兼務。 ■会社紹介 農業生産法人 (有)伊豆沼農産(宮城県登米市) 1988年10月創業、翌年5月に法人化。事業内容:養豚、水稲・ブルーベリーの生産、アイスクリーム・パン・惣菜製造、ハム・ソーセージ加工、直売所・レストラン運営など。URL: http://www.izunuma.co.jp
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