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スーパー読者の経営力が選ぶあの商品この技術

稲作農機のセルフメンテや自作資材でコストを削減

コメの販売で大きな利益を見込めない情勢の中、支出を圧縮することで利益率を向上することも重要である。農機のセルフメンテナンスや自作アイテムの導入でコストダウンを徹底し、中山間地の特徴に適合した経営スタイルの確立を目指す。
 岐阜県の西端に位置し、養老、鈴鹿、伊吹の各山系に囲まれた上石津町。高木正美氏が稲作経営を行なうこの地は、町内の85%が森林という中山間地だが、名古屋・大阪といった都市圏にも近く、農業以外への就業機会も多い。そのため農家の後継者の多くがサラリーマン化し、さらに親世代の高齢化が進むと共に移住してしまう家庭が多いため、高木氏のような有力生産者への農地集約は避けられない状況となっている。

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