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今年の市場相場を読む

主要野菜の輸入動向に注目 タマネギ/ネギ/キャベツ類/レタス類



【今後の対応】
キャベツは品目別の入荷量ではダントツのトップである。200万tもある国内生産のなかで、輸入が3万~5万t程度あっても大した意味はない。が、キャベツという特徴のない野菜の差別化事例もある。広島県では名物「広島お好み焼き」に一年中広島産のキャベツを使うことにした。東果大阪では、種苗会社と連携して「お好み焼きに最も合うキャベツ」の実食調査をしている。一般家庭でも最近「雪下キャベツ」がカタログ販売で成績がいい。

レタス類
不安定な入荷・販売でカット売り。需要に合った品質づくり

【概況】
東京市場のレタス類の入荷は意外に不安定。平均的な推移を見ると93年ごろは年間9万t前後、近年では9万4、5000tとやや増勢だ。月ごとの高安が激しいが、年間平均は180円見当か。相場(入荷)が安定しないから、小売店では、「半分」や「4分の1」ですばやく対応している。主要野菜品目のなかで家庭用需要が比較的高いのがレタスだ。しかしカット野菜類で、ボリュームはキャベツだが、食感はレタスである。

【背景】
レタスはかつてのキャベツやハクサイと異なり、国内の品薄・高騰に即対応できる機動性を持った国がない。それでは、いま急成長中のカット野菜は困る。そこで台湾で冬レタスの産地を作ったカット業者がいる。国内供給がひっ迫した13年に1万2000tも輸入できた業者の5年にわたる開発の苦労が報われた。07年で1200t程度だったのだが、10年に3000t、12年は倍増、13年はさらに8割方伸びて1万tを上回ったのだ。

【今後の対応】
台湾産レタス輸入が急成長しているのは、気候が九州と似ており、需要側も台湾産は葉の枚数が多く歩留まりがよく使いやすい、と評価が高いからだ。台湾はこれからも日本に特化したレタスの拡大に力を入れていくという。ミックスカット野菜用、ハンバーガー用、サンドイッチ用。こうした用途を見据えながら、日本の技術者も入れて品種の選択、栽培技術、収穫適期を研究しているのも、日本の需要側に満足してもらうためである。

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