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Opinion

オランダのマネジメント(管理)型ジャガイモシロシストセンチュウ対策


サンプリングは我々NAKが行なう。年間約13万サンプル、1日に約700サンプルをテストしている。サンプル土壌の採取方法は手と四輪バギーによる。土壌チェックでセンチュウ類が確認されなければそのまま種イモとして、確認された場合は生鮮用か加工用で使用する。ラボでの検査ではシストが生存しているか死滅しているかを確認することになる。
近年のEUの政策は、サンプリング強度、緩衝地帯、再サンプリングの可能性を三本柱としている。2010年以前はすべての圃場で600cc/haだったが、現在は以前感染した圃場では1500cc/ha採取するようになった。さらに、緩衝地帯に関して2010年以前は感染圃場の両サイド6mだったが、現在は16mに変更されるとともに、緩衝地帯を含む2つの感染圃場間の距離は27m以上とされている。ちなみに、ラボでのセンチュウ類に関する土壌テストは年間4万7000ha分実施され、そのコストは280万ユーロにもなる。NAKは政府から資金援助を一切受けていないため、すべて生産者からの支払い(ha当たり43~69ユーロ)で実施している。また、通常6年ごとにサンプリングテストを行なうが、薫蒸剤や抵抗性品種の使用、ロケットリーフの栽培などの防止策を講じた後、3年後に再サンプリングテストを実施することにしている。(談)

【コントラクター絡みでの規制は存在しない
ゼーラント州のジャガイモ生産者】

一般的に機械類は冬期に洗浄と薬剤での殺菌を行なう。私は、ジャガイモ関係については自前の機械で収穫しているため、問題がないが、甜菜の収穫をコントラクターに委託する際はリスクがあると考えている。機械は汚れており、洗浄には1週間かかることから、依頼するのも難しい。このリスクを避けるには、シーズンの一番初めに委託するか、自分でハーベスターを購入して作業するしかない。ただ、3作物以上による輪作を採用しているほか、私のゼーラント州ではGpの被害が発生しておらず、そこまで心配していない。ちなみに、フレボランド州の農機ディーラーによると、種イモの栽培で有名な同州では感染圃場での種イモの作付けが不可のため、コントラクターに頼らず、自前ですべての機械類をそろえている生産者が多いそうだ。
余談だが、オランダにはコントラクターに関する規制は存在しない。責任の所在はコントラクターに依頼した生産者にあるという認識だ。利用者が必要だと思えば、自身の圃場での作業前に機械を洗浄するよう申し入れる。

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