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「自分たちが作った栗を神様が食っていることを知ってもらいたいですからね。誰が食っているかわからないと駄目なんですよ。自分の栗をこんなに多くの人たちが食っているんだと自慢することが、地域を盛り上げていくことになると思うんですね。うちは80人の契約農家がいますが、彼ら1人ひとりが自慢したらその効果は大きいですよ。それは地元の人は買わなきゃいけなくなりますよね。そういうことをずっと考えながらやってきたんです」
恵那川上屋は伊那地方や安曇野でも地元の農家を集め、栗の産地化に取り組み始めたところだ。近い将来、そこで産出した栗を使ったオリジナルの菓子が誕生するだろう。
サラダコスモの
「ちこり村」も訪問
このほか一行は視察の合間の昼食休憩で中津川市にある「ちこり村」を訪れた。ここはスプラウトで有名なサラダコスモが経営するレストランやちこり関連の加工品を扱う直売所などを兼ねた施設だ。
ちこりというのは欧州原産のキク科野菜。欧州では日本のキャベツやレタスのように日常的に食べられている。100g当たり16キロカロリーとヘルシーなのが特徴だ。
そのちこりなどを食材にした料理がずらりと並ぶ、バイキング形式のレストランで食事した。食後には、中田智洋社長が急きょ出迎えてくれ、年商約10億円という「ちこり村」の概要を説明してくれた。
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