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イベントレポート

2015 年度土を考える会 秋期研修会北陸東海近畿

販売農家のアイディアが生む差別化と、変化する農業の姿

10月28、29日の両日、北陸東海近畿土を考える会の秋期研修会が滋賀県甲賀市で開かれた。講演や実践報告、パネルディスカッションなどが行なわれ、関係者を含め35人が集まった。今回のテーマは、「販売農家のアイディアが生む差別化と、変化する農業の姿」。マーケットに農家が自ら積極的に提案する取り組みに焦点を当てた。前田喜芳会長は、「TPPについて国内で大きな動きがあると思う。ぜひ経営の向上のために判断してほしい」と挨拶した。
プログラムは、栄農場の中井榮夫氏(滋賀県栗東市)の実践報告「環境の変化に順応する農家の取り組み」から始まった。祖父の代までの養豚からコメ農家に転向した農場の歩みを紹介し、TPPについて米国で情報収集してきた報告などを交え、農家を取り巻く情勢を話した。
続いて、(株)フラン代表取締役社長の竹川智子氏が「農家がつくる未来―各地の事例から紐解く、これからの農業―」と題して講演した。農産物の販売に携わるなかで経験した、中国人の参入による変化や異業種間でのトラブル事例などを紹介した。誰もがあの手この手で売ろうとしているなか、いままでのやり方だと限界が来る。世の中は変わり続けており、その流れをつかんで次を考えることが未来をつくるために重要だとまとめた。
パネルディスカッションでは、竹川氏に進行役を託し、中井氏に、山原農場の山原忠彦氏(三重県四日市市)、イカリファームの井狩篤士氏(滋賀県近江八幡市)、中道農園の中道菜穂氏(滋賀県野洲市)がパネリストに加わった。テーマは「アイディア次第で農業は変わる」だった。
露地野菜栽培に加えて観光農園を始めた山原氏、米国でカルチャーショックを受けて養豚から稲作に転向した中井氏が自己紹介した後、井狩氏と中道氏は実家の水田経営に就農した経緯を語った。新しいことを始めると出てくる課題についてそれぞれが述べた後、竹川氏はいずれのパネリストも農の技術以外に楽しみを見いだしていると評した。

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