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イベントレポート

農研機構近畿中国四国農業研究センター研究セミナー 国土資源を活用した酪農・肉用牛経営のコスト低減の可能性と条件及び技術開発方向

農研機構近畿中国四国農業研究センターは11月11日、主催セミナーを東京都北区の滝野川会館で開催した。酪農・肉用牛経営のコスト低減をテーマに、研究報告、農業経営研究者及び経営者からのコメント、技術研究者からのコメントの3つのセッションと総合討議からなるプログラムが進められた。

単収増大がコスト低減の近道か

同センターの竹中重仁所長、中央総合農業研究センター・農業経営研究領域長の仁平恒夫氏の開会挨拶に続き、上席研究員の千田雅之氏が開催趣旨を述べた。酪農、肉用牛生産は近年縮小傾向に推移しており、技術構造が転機を迎えていることを示したうえで、国土資源を利用した生産力の高い畜産、担い手確保につながる収益性の高い畜産経営の可能性、その条件の検討の必要性を説いた。
報告された研究課題は、「飼料作分業、搾乳ロボット、放牧活用酪農の経営成果と技術開発方向」「放牧方式別の経営成果から見た肉用牛繁殖経営の展開方向と経営対応、技術開発、地域支援」「飼料生産力・生産コストから見た飼料作経営の展開方向と技術開発方向」の3課題。
輸入濃厚飼料への依存、規模拡大に伴う周産期疾病や労働過重の課題に対して、コントラクターによる飼料生産の外部化やロボット・ICTの技術導入による課題解決の可能性と課題が報告された。また、最適な放牧方法の模索など、保有する資源の有効活用につながる営農モデルの提案がなされた。さらに、営農現場での飼料作物の単収停滞が指摘され、稲WCSに限らず、麦類やトウモロコシの穀実利用も含め、コスト低減に単収増大は不可欠で、そのための研究開発の必要性も問われた。

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