記事閲覧
優秀賞を含む10名が受賞
続いて、今年応募があった有機物循環農法体験記について、審査委員を代表して審査委員長の村井信二氏が、総評を述べた。
「受賞者の平均面積は46ha。これから離農が増えるなか、農業を中途半端にはできなくなり、プロがやる時代になった。論文のなかに2年3作という言葉が多く出てきたが、水田と交互に畑作を行なうのは、水を上手に使う日本風の輪作体系と言ったらいいのではないか。さらに緑肥作物を取り入れて、現代風に土づくりに取り組む人が増えたという印象を受けた」
今回は優秀賞3名、秀逸賞7名と合わせて、合計10名が表彰された。さらに、これまで25回にわたり審査委員を務めてきた村井氏の引退が発表され、感謝状と記念品が贈呈された。
授賞式の後、ヒューマンドキュメンタリーDVDの新作が先行披露された。地元のJAで理事として活躍する小野寺俊幸氏(北海道常呂町)と、JAと協力関係を築きながらも独自の販路を開拓している小笠原幸治氏(長野県伊那市)の二人の農村経営者が主人公。それぞれが登壇して挨拶をした。新作は来春発売される予定。
翌日は村井氏による「土作り勉強会」、全国土を考える会(染野実会長)の総会が開催された。
その後、参加者一行はバスにて(独)農村工学研究所の圃場にて地下水位制御システム「FOEAS」とレベラーによる均平作業、穿孔暗渠機「カットドレーン」の実演作業を見学した。
会員の方はここからログイン
編集部
イベントレポート
ランキング
WHAT'S NEW
- 有料会員申し込み受付終了のお知らせ
- (2024/03/05)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2023/07/26)
- 年末年始休業のお知らせ
- (2022/12/23)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2022/07/28)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2021/08/10)