記事閲覧
【海外レポート】
ヒール宮井のアグリテクニカ訪問記(前編)
- 西南農場 代表取締役 宮井能雅
- 第1回 2016年02月04日
- この記事をPDFで読む
ハノーバーで開かれるこの農機展には6回くらい訪れたことになる。もう、車はどこに駐車して、どこから入り、どこにどんなランチがあるのかはしっかり熟知している。パンフレット小僧にはなりたくないので手ぶらでゴーだ。
初日は小物中心に探索して、残り2日で大物を目指すことになる。とはいえ、小物と侮ってはいけない。機械の単なるパーツとしての役割ではなく、最先端技術の塊でもあるからだ。その小物の製品は先進国のみならず、アジアや東欧諸国のアイデアもふんだんに展示されている。一方、ジョン・ディア、ケース、ニューホランドなどの大手ブランドは間違いなく混んでいるので全部の製品を見ずに、新型を中心に見入ることになる。毎回訪れるたびに大型になっていくのはわかるが、現実の現場であるドイツ辺りの農場では北海道とさして変わらないサイズの機種が主流だ。ただ、フランスの一部や東欧ではドイツの平均の2~3倍規模の生産者が普通に存在する。生産者の平均年齢も日本より明らかに若い。つまり、ハイテク機械を使いこなせることになる。たとえば、画面でエンジン回転と速度を設定しておけば、土壌の硬さが違ってもハイテク・エンジンは音だけ変わってエンジン回転や速度は変わらない優れ物だということは理論ではわかっていても、50過ぎの日本人でタッチパネルを使いこなせるオヤジはどれくらいいるだろうか。
初日は小物中心に探索して、残り2日で大物を目指すことになる。とはいえ、小物と侮ってはいけない。機械の単なるパーツとしての役割ではなく、最先端技術の塊でもあるからだ。その小物の製品は先進国のみならず、アジアや東欧諸国のアイデアもふんだんに展示されている。一方、ジョン・ディア、ケース、ニューホランドなどの大手ブランドは間違いなく混んでいるので全部の製品を見ずに、新型を中心に見入ることになる。毎回訪れるたびに大型になっていくのはわかるが、現実の現場であるドイツ辺りの農場では北海道とさして変わらないサイズの機種が主流だ。ただ、フランスの一部や東欧ではドイツの平均の2~3倍規模の生産者が普通に存在する。生産者の平均年齢も日本より明らかに若い。つまり、ハイテク機械を使いこなせることになる。たとえば、画面でエンジン回転と速度を設定しておけば、土壌の硬さが違ってもハイテク・エンジンは音だけ変わってエンジン回転や速度は変わらない優れ物だということは理論ではわかっていても、50過ぎの日本人でタッチパネルを使いこなせるオヤジはどれくらいいるだろうか。
会員の方はここからログイン
宮井能雅 ミヤイヨシマサ
西南農場
代表取締役
1958年3月、北海道長沼町生まれ。現在、同地で水田110haに麦50ha、大豆60haを作付けする。大学を1カ月で中退後、農業を継ぐ。子供時代から米国の農業に憧れ、後年、オーストラリアや米国での農業体験を通して、その思いをさらに強めていく。機械施設のほとんどは、米国のジョンディア代理店から直接購入。また、遺伝子組み換え大豆の栽培を自ら明かしたことで、反対派の批判の対象になっている。年商約1億円。
海外レポート
ランキング
WHAT'S NEW
- 有料会員申し込み受付終了のお知らせ
- (2024/03/05)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2023/07/26)
- 年末年始休業のお知らせ
- (2022/12/23)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2022/07/28)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2021/08/10)