ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

海外レポート

ヒール宮井のアグリテクニカ訪問記(前編)


話は変わるが、筆者が操縦するセスナ172型は最低18個プラス無線関係で7個の計器を見ながら操縦する。しかし、オプションのボーイング787並みのグラス・コクピット、つまり一つの画面ですべての状況が理解できて、20カ所も目を移動させなくてもいいことになっている装備が主流になってきている。初めてこのグラス・コクピット式を操縦したとき、教官に「これってみんな理解できるんですか?」と聞いたところ、「若い子はみんなゲーム機に慣れているのですぐ慣れますね」と言われ、なぜか寂しく老いを感じてしまったことがある。そうなるとアメリカのようにコンバインやスプレーヤーにはオート・ステアーが当たり前で、もしかしたらHUD(ヘッド・アップ・ディスプレー)が標準装備時代も見えてくる。あるトラクター会社の展示会で自動操縦のデモを行なった際、アルバイトで来ていたフリーアナウンサーのが「これで人手不足の地域でも自動で畑作業をしてくれますね」と言ったが、このような高価な機械を買えるのは投資できる賢くて若い生産者だけである。(つづく)

関連記事

powered by weblio