ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

イベントレポート

土を考える会 エリア研修会 北海道 道央&中央支部 2016 乾田直播技術向上セミナー 乾直祭りだよ

乾田直播を楽しく学ぼう

小雪がちらつき、朝は氷点下10℃を下回る1月中旬の北海道。その日、札幌に向かう乾直人は何に想いを馳せながら、集結地へと道を急いだのだろうか。
乾田直播に挑む者たちの集い「2016乾田直播技術向上セミナー」は、道内キャラバンから3回目の催しとなる。去る1月21日、ホテルポールスター札幌で100名を超える参加者と共に開幕された。主催は北海道土を考える会の道央・中央支部の両支部。遠くは九州から参戦。乾直はいまや革新技術ではなく、北国の稲栽培の一角を担う、当たり前の技術である。年に一度、技術を体得したい挑戦者らが集う、いわば同窓会の場となった。

初心者講習会は大勢でにぎわう

午前の部は恒例の初心者講習会からスタートした。乾直若葉マークの方への語り手を務めたのは、佐藤準士相談員(スガノ農機(株)、上富良野営業所所長)。この数年で現地指導の経験を重ね、話の内容に見せる写真、伝わる熱意も十分である。いまやよろず相談所のエースである。
初心者だけでなくベテランも加わることで、楽しくも緊張感ある90分の勉強会となった。

種籾と乾直の必需品を奉納

会場入り口に紅白幕。午後の部スタート時点の会場は真っ暗。雅楽のBGMが流れ、均平機の発光機の赤いレーザー光線が宙に舞うなか登場したのは法被を着た「乾直の王者」の男たち。
その直後、入場行進が始まる。先頭は御幣(ごへい/お祓い用の棒のこと)を持つ私、齊藤義崇。新田愼太郎氏(岩見沢市、乾直歴14年)が諸盛りの乾籾を、西谷内智治氏(岩見沢市、乾直歴8年)が特大調査用ドライバーを、河合雅記氏(秩父別町、乾直歴7年)がレベラーの写真を、水間健詞氏(名寄市、乾直歴7年)はラウンドアップ200リットルドラム缶を持って続いた。
王者4名の持つグッズは、乾田直播には欠かせないものばかりだ。4つの品が祭壇に見立てた演題にそろい、お祓いが始まった。会場に起立の声がかかり、参加者一同がそろって「二礼二拍手一礼」し、午後の部がスタートした。

関連記事

powered by weblio