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【江刺の稲】
コメに代わる「トウモロコシ産業界」を日本に創ろう
- 『農業経営者』編集長 農業技術通信社 代表取締役社長 昆吉則
- 第239回 2016年04月04日
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お伝えしたことは以下である。
農業経営者に対しては、平成30年以降のコメ経営のリスクをどのように切り抜けるか?
政界、官界に対しては、過大な財政負担を伴う水田農業政策の対案としての畑作技術体系導入とNon-GMトウモロコシ生産の意義を伝えること。コメ生産の低コスト化と規模拡大を実現する。さらにNon-GM子実トウモロコシの国内生産は、農業への財政負担の軽減と新たな農産物マーケット創造の可能性を持つこと。しかも、子実トウモロコシは10a当たり1時間半程度の投下労働時間で生産が可能であり、投下労働時間当たりで考えれば十分に収益の持てる作物になる。
我が国はNon-GMトウモロコシを約150万t輸入している。この市場に「国産」というプレミアムを持ったNon-GMトウモロコシは魅力的なはず。ハムやソーセージは国内消費者だけでなく中国人観光客にとっても魅力的な商品になる。
農業経営者に対しては、平成30年以降のコメ経営のリスクをどのように切り抜けるか?
政界、官界に対しては、過大な財政負担を伴う水田農業政策の対案としての畑作技術体系導入とNon-GMトウモロコシ生産の意義を伝えること。コメ生産の低コスト化と規模拡大を実現する。さらにNon-GM子実トウモロコシの国内生産は、農業への財政負担の軽減と新たな農産物マーケット創造の可能性を持つこと。しかも、子実トウモロコシは10a当たり1時間半程度の投下労働時間で生産が可能であり、投下労働時間当たりで考えれば十分に収益の持てる作物になる。
我が国はNon-GMトウモロコシを約150万t輸入している。この市場に「国産」というプレミアムを持ったNon-GMトウモロコシは魅力的なはず。ハムやソーセージは国内消費者だけでなく中国人観光客にとっても魅力的な商品になる。
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昆吉則 コンキチノリ
『農業経営者』編集長
農業技術通信社 代表取締役社長
1949年神奈川県生まれ。1984年農業全般をテーマとする編集プロダクション「農業技術通信社」を創業。1993年『農業経営者』創刊。「農業は食べる人のためにある」という理念のもと、農産物のエンドユーザー=消費者のためになる農業技術・商品・経営の情報を発信している。2006年より内閣府規制改革会議農業専門委員。
江刺の稲
「江刺の稲」とは、用排水路に手刺しされ、そのまま育った稲。全く管理されていないこの稲が、手をかけて育てた畦の内側の稲より立派な成長を見せている。「江刺の稲」の存在は、我々に何を教えるのか。土と自然の不思議から農業と経営の可能性を考えたい。
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