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●販促でも発揮される女性の力
農家が抱える問題として、販促活動があります。農作物の生産・収穫のプロであっても、そこから消費者に選んでもらうまでのマーケティング、購買活動に関しては弱い。
実際に、女性ならではの視点で農作物の加工・販売などにかかわっている農業女子が5割もいるというデータがあります。6次産業化に視点を合わせ、地域の食材を活かした食品加工や、SNSを利用した販促、ラッピングの工夫、マーケティングに女性の力が発揮されています。そのような活動から地域の特産品が生まれ、地域活性化につながっています。
現在のところ、食品加工等の年間売上金額は300万円未満の農家が半数以上を占めるなど、まだまだ小規模ですが、農業女子の勢いはもっと加速するはず。スーパーではあまり売っていないニッチな野菜を手がけてレストランなどと取引する、農家カフェの経営を手がけるなど、「だから農業は儲からない」といった悪循環を農業女子が解決してくれるかもしれません。
農業女子たちがこれからの日本の農業界にイノベーションを起こしてくれるのではないでしょうか。
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矢萩大輔 ヤハギダイスケ
(有)人事・労務
代表取締役
大手ゼネコン勤務後、1995年に社会保険労務士として都内最年少で開業。起業支援ポータルサイト「ドリームゲート」アドバイザーとして新規就農にも相談に乗っている。農業を通したリーダーシップ研修の場として自社農園「アルパカファーム」を運営。八戸農業ビジネスナイトセミナーや、FM東京「あぐりずむ」の出演プロデュースなども。著書『脱家族経営!若者に魅力ある農業経営のレシピを教えます。』ほか。
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