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イベントレポート

2016年度土を考える会冬期研修会 北海道 中央支部/関東 甲信越/東北


関東
甲信越

【永続的な土づくりから考える
効率的な土づくり】

2月18、19日に群馬県石和温泉で関東甲信越土を考える会の冬期研修会が開催された。「土づくり」をテーマに北海道から招いたゲストスピーカーは東洋の小麦王こと勝部征矢氏(栗山町)である。勝部氏の話を聞きたいと関東甲信越の各県から農業経営者ら80名余りが参集した。
冒頭の挨拶では染野実会長が「冬眠している熊を起こして連れてきた」と冗談を交えつつ、勝部氏には土づくりのみならず人間を作っていただいたと敬意を表し、参加者に勝部氏からヒントを得て活用してきた経験を伝えた。
まず放映されたのは、勝部氏の麦作を追ったヒューマンドキュメンタリーのDVDだ。圃場づくりに力を入れ、麦単作を続ける姿に初めて見た人だけでなく、くり返し見てきた人たちからも感嘆のため息が漏れた。
続いて、会場の中央に着座したのは、勝部氏のほか土の館の館長の田村政行氏、染野氏、進行役の小泉輝夫氏(千葉県成田市)の4名。ディスカッションの場は、勝部氏からいかに勉強になる話を聞き出せるかという知恵比べの形相となった。
「従業員には1時間働いたらいくらになるか考えろと話す」という投げかけに始まり、勝部氏は新規の20haの土地をいくらで購入し、改良にいくらかけたのかを説明した。なぜ、それだけ土地に執着するのかという理由を1時間当たりの労働生産性を上げるためだと言い切った。
スケールの違う農場経営感覚に聞き入っていた参加者らは、質問を投げかけようにも言葉に詰まる状況に陥る。やっとの思いで感想を述べると、勝部氏は圃場づくりや暗渠施工にいくら使ったのか具体的なコストを語り、勇気づけた。
夜の情報交換会を経た翌日は、「親父の小言」と題して講義形式で勝部氏の講義の場が設けられ、TPPや生産者・消費者・JAの状況を紹介しつつ、これから農業経営者はどうするべきかを説いた。
終日、会場には草ばかりの麦畑と勝部氏の麦畑を写したポスターが掲げられ、参加者らは農業経営者としての自覚と誇りを持てと奮起させられた様子だった。

東北

【地に足をつけて
足元をみつめよう】

恒例の岩手県花巻市志戸平温泉で3月7、8日に開催されたのは東北土を考える会の冬期研修会である。東北各県から集まった農業経営者、関連業界の担当者ら約120名が一同に集った。
「地に足をつけて足元をみつめよう」というテーマのもと、農業経営者の心構えや生産費、6次化事業や農商工連携、いまが旬のドローン技術について情報提供がなされた。開会挨拶では永浦清太郎会長が「東日本大震災から5年が経過し、この先の計を考えた際の新たなヒントを得て帰っていただきたい」と話した。

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