ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

特集

未来なき飼料用米政策 高米価の再来を許すな!


昆 カルローズに限らず、米国の品種はどれも生産技術においても流通過程においても過乾燥になります。乾燥して酢が乗りやすい。重要な指摘だと思いますが、千田さんはどうお考えになりますか。
千田 国産なら、寿司飯には岡山のアケボノのように大粒で硬くて酢の乗りがよいものが好まれます。カルローズはやはり大粒で硬い。国際流通のために水分値も低くしてあるので、酢を打ってもべたつきません。結果論かもしれませんが、粒感をしっかりと保った食感のよい酢飯ができてしまいます。それは間違いありません。それを米国が知っているかはわかりませんが、需要が増えれば供給も増えるでしょう。カリフォルニアのカルモチは赤飯やおこわに向いています。日本のもち米のようにだれてしまわずに、粒感がしっかりした仕上がりになる。日本でもアケボノのように従来は粒感のしっかりした品種があったのですが、最近では粘るコメが一番よいと思われるようになっています。
昆 業務用としての加工適性は、輸入米が日本の市場に入る大きな要因になるよということですね。
千田 日本では加工適性があまり考えられてきませんでした。ですから加工メーカーをスポイルして酒米も減らしながら、甘くて粘りのある主食用米を一生懸命作ってきた。気がついたら加工適性のよいものがなくなってしまっています。
昆 みんな主食用米が輸入されると全体のマーケットが小さくなるという話や、主食用米は入ってこないという話をしていましたが、じつは業務用で侵食される可能性があるということですね。豪州やベトナムのコメについてはどうですか。

【海外産米の品質は
上昇一途】

千田 豪州は生産量も少ないですし、豊凶の差が年によって非常に大きいので安定原料としてはどうかと思います。一方、ベトナムは可能性がある。在来品種や日本の品種などいろいろ入り乱れていますが、良質のものが出てきています。
熊野 昨日、タイで大々的に日本米を生産しようという人に会いました。タイであきたこまちを200万t生産して世界中の日本食マーケットに140万t輸出しようと言っています。レベルの高いあきたこまちです。生産が追いつかないぐらいの注文が来ているそうです。日本米の本家は飼料米におカネを注ぎ込んで、日本の米作を死に体に追いやろうとしていると思うんですよ。
昆 いまのMA米の用途はなんですか。米国産のMA米のうち、追加分は別として。
千田 米菓と味噌です。

関連記事

powered by weblio