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編集長インタビュー

プレミアム新時代 コミュニケーションが付加価値をつくりだす


福島 へえ、なるほど。水の動きと空気の動きが一緒。
昆 トウモロコシは畑をよくして、作物はおいしくなり、畜産の飼料として循環させれば生態系のバランスも取れます。ナショナルレベルではなく、地域レベルで考えることが大事になってきますね。
福島 経済も同じです。とくに食は全国展開だと統治もバランスも取れません。地域レベルでプロトタイプ(原型)をつくるべきです。

取り組み自体が
ブランド化される時代

昆 果たして日本のマーケットのなかで優位性があるのかどうか。国産トウモロコシは、福島屋さんに来店されるようなお客様の満足につながりますか。
福島 それはつながると思います。飼料ですから、それ自体の味の違いはわかりませんし、肉もたぶんわからないことが多いでしょう。国産にどんな固有名詞をつけるか。
昆 国産という言葉は意味が広すぎるんですよね。
福島 いまお聞きしたことは説得力があります、ストーリーになります。取り組み自体がブランド化される時代になってきましたから。私たちは、お客様との接点で発信していますが、そういう立場の人間が、農業や商業の側ともコミュニケーションしていくという取り組み方もある。これがいま最もトレンディで、これから最も付加価値がある事業だと私は思っています。
昆 お客様が納得するというのは、因数分解して答えが出るようなことではなくて、全体像として納得できる何かがあるということですね。
福島 そうです。なるほどって腑に落ちるようなことです。それは無限にあると思います。
昆 腑に落ちる、ですか。
福島 私たちのお米に対する取り組みもそうです。土壌のバランスが整ったところでできたお米なり野菜なりがお客様にとって腑に落ちるようになったことで、いま私たちにとっても非常にやりがいが出てきています。
昆 じつはトウモロコシ150万tは15万haに相当します。いま100万ha減反していますので、人気のある商品開発ができれば300万tくらいの需要も出てくるのではないでしょうか。そんなマーケットはあるだろうかと夢想しているのですが。
福島 ありうるのではないでしょうか。非常に面白い取り組みですし。農業に関係する制度について私はよくわからないのですが、そのあたりがクリアされていけば面白いことになると思います。
昆 最初にお話しした、欠乏の時代から過剰の時代への転換は、経済的な変化ではなく、文明の変化だと考えています。それを経済の問題でしか考えないから、供給を減らすという答えしか出てきません。いま福島会長がやっていらっしゃるようなことが答えなのだと思います。

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