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今年の市場相場を読む

記念日を設けた野菜類その後 キュウリ/ゴーヤー/ナス類/スイカ類


ゴーヤー
5.8「ゴーヤーの日」。8月にもご当地メニューの提案が大貢献

【概況】
東京市場のゴーヤー(にがうり)は、この10年を見ると2割も入荷が減っている。その一方で単価は1割程度高い。傾向としては関東産地の伸び、とくに群馬・茨城・埼玉の増加が著しいが、九州など西の産地が東京市場まで持ってこないで、京阪神などに分荷する傾向らしい。ハッキリとした傾向として、東北産地は福島以外は大きく減らし、関東各産地はばらばらだったが、初出荷を5月ぴったりにそろえてきている。
【背景】
ゴーヤーだから5月8日を「ゴーヤーの日」と決めた。5月上旬の商材のない時期に、この新しい物日に各スーパーは飛びついた。真夏の野菜といわれるゴーヤーの記念日が5月というミスマッチながら、末端のスーパーが売り出しを組むなら、産地としても5月8日に照準を当てて作型を考えなくてはならない。本場・沖縄では、5月8日に対応すると同時に、県内では8月5日を「逆ゴーヤーの日」としてイベントを催している。
【今後の対応】
ゴーヤーが東京市場では10年で2割も減った理由は、ゴーヤーの人気低下ではない。ゴーヤーという新野菜が全国区の野菜に定着したためであり、かつては東京市場から分荷・転送してもらっていた地方の市場でも、西の産地や地場から調達するようになったからだ。それにしてもなぜ、あんな苦い野菜がこんなにヒットするのだろう。ひとつは、「ちゃんぷる」という、ご当地のメニュー提案が大きい。入荷が集中して安値のときも多いから?

ナス類
4.17「なすび記念日」。早い制定のわりに目立つ効果なし

【概況】
東京市場に入荷するナス類(ナス+長ナス)は、この10年で入荷量は22%も減り、4割以上も高くなった。年間を通じて一定の需要があるナスは、たくさん入荷があれば安くなるが、逆に減ると途端に高騰する。ナスそのものを単独で味わう料理は、漬物や焼きなすなど限定され、調理材料のひとつとして欲しいという感覚はある。しかも、最も固定的な需要は天ぷら。これも盛り合わせの具のひとつだ。
【背景】
4月17日が「なすび記念日」。冬春ナスの主産県6県(高知、徳島、岡山、福岡、熊本、佐賀)が決めた。4月は皮肉なことに、夏秋産地の関東のスタート時期。あまり必然性はない。もっとも、ナスが好物だったという徳川家康の命日、といった怪しげな説もある。すでにちょうど10年前、毎月17日を「国産なす消費拡大の日」としているが、この物日だけは盛り上がった事例を見たことがない。やはり9月以降の秋ナスの時期にすれば。

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