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北海道長沼発ヒール・ミヤイの憎まれ口通信

30代と40代の違いって?

ケンタッキー州ルイビルのファームショウに行ってきた。その前にLAに1週間ではあったが知人宅を訪れたり、同じフットマッサージ店で3回通いコネコネ、シコシコしてもらった。 大切な余暇の過ごし方がある。セスナ172のフライトだ。今回も2日ほど貸し切りでLA近郊を飛びまくり、サザン・カリフォルニアの限りなく青い空と堆肥の香りを楽しむことになった。

心配するな
もうすぐ地獄を見るから

今回紹介された会社はMIエアー。業界では有名な会社で、日本人2人の頭文字を取って作られた会社だ。ただ、あの9・11後にパイロットを目指す学生ビザの取得等が以前よりも難しくなったので韓国の会社に転売された。韓国の大学生10名と中国の学生10名ほどの教室には共通の言語である英語ができる日本人生徒は2名しかいなかった。
学生の彼ら、彼女たちと話をした。君たちの親は金持ちなの? 韓国学生は全員「普通のサラリーマン家庭です」と言った。首にアクセサリーをチャラチャラ付け、金ピカの腕時計をした茶髪の22歳中国人学生はこう宣った。「父はお金なんて、もう要らないって言っています」
それを聞いた私は自分の口元が緩み、上の前歯6本くらい見せながら、頬がピクピクしていた。もちろん心の中では「心配するな、もうすぐ地獄を見るから」と怒りを表すことなく正常心を保つことができた。
バブルの終わりを経験していない民族なのだから、当然といえば当然の発言だろう。日本の昭和の終わりに、バブって米国で肩で風切っていた連中を思い起こせば、それほど驚く発言ではない。
豊かさとその影を経験することによって国家や国民が円熟し、共通の価値観を築くことができる文化は一度のバブル経験では構築できない。

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