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今年の市場相場を読む

産地間で需給調整しているはずの野菜類 キャベツ/レタス類/ピーマン/メロン類


【今後の対応】
ピーマンはいつも「嫌いな野菜」のベスト3に入っているにもかかわらず、購入量に大きな変化はない。健康を考える主婦たちが緑黄色野菜の代表格のピーマンを買っているからだ。しかし、この10年で12%の入荷減になったことを、ピーマン産地はもっと考えなくてはならない。有利販売はわかるが、ピーマンはピーマンでしかなく、差別化は本来すべきでない。宮崎のグリーンザウルスを産地共通キャラにして、ピーマンの底上げを。

メロン類
早いより「うまい」へ。地場消費を前提とした生産流通を

【背景】
東京市場へのメロン類の入荷はこの10年で4割近く減ったが、単価は17%上がっただけ。1位茨城・2位熊本、この2産地で半分のシェアがあり、早出し競争をしたものだ。昔は「早い」がひとつの価値で、ご祝儀相場も出たが、いまや重点は「早い」より「うまい」。北海道の夕張メロンは、今年1個300万円という史上最高値が出たし(札幌市場)、アールスの静岡はこの10年で単価は2倍になった。
【背景】
おいしいメロンを食べてもらわないと、メロン需要は低下する。こんな当たり前のことが20年も言われつづけ、その間、入荷量は減りつづけた。おいしいメロンを食べさせなかったからだ。主産地の茨城と熊本は、無理な早出し・遅出しは食味がよくないから互いに自粛しようと協議が整ったはずだった。しかしいまでも、5~6月に両産地とも出荷ピークを持ってきている。ただ4月までは両産地とも出荷は控え気味。全体が減っていることも原因。
【今後の対応】
メロンは衰退しているわけではない。おいしければ、その食べごろがはっきりすれば、消費者は喜んで買う。当然、産地名で買うのではない。例外は静岡のブランド「クラウンメロン」だが、地場産地から地場市場に出る。早採りせずに木熟させたメロンがいまの人気商材だ。その典型例が夕張メロンである。また、地場への供給を意識しているのは秋田や青森。島根の「益田アムス」などもその仲間だ。メロンの生きる道は「地場」がキーワード。

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