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イベントレポート

2016年度 土を考える会夏期研修会 北海道


また、昨今のセンチュウには抵抗性品種の作付け以外に対策がないことから、緑肥の効果にも期待が高まっている。連作などによる病害に悩む参加者も多く、初日の緑肥を中心とした「有機物施用の土づくり手法」の企画はまさにタイムリーだった。
休憩を挟み、経営者交流会が催され、モクモクと立ち上るバーベキューの煙と満天の星空の下、笑い声が夜遅くまで響き渡っていた。

2日目は視野を広げる勉強会

2日目は2本の講演による勉強会のプログラム。初めに「将来を見据えた攻めの農業~海外から見た北海道農業の強みと弱み~」と題して、北海道農政事務所の佐藤雄一氏より講演をいただいた。同氏の話を聞くのは、北海道道央支部の冬期研修会に続いて2回目だ。的確なデータを示し、北海道農業のポジションをわかりやすく解説した。
私たち北海道の農業者は、「北海道は農業王国である」と自負しがちであるが、気候以外にも流通システムや商品力などの弱点があることを指摘され、気づきを与えられたように思う。また講演のなかで気になったのは、世界の農業情勢だ。世界的な農産物反収は横ばいとの見通しだが、アジアの大国をはじめ、人口増による穀物需要が増加し、世界的な食料不足は間近に迫っているようだ。私はどの作物であれ、より技術革新を進めなければと聞き入った。
次に2つ目の講演として農研機構東北農業研究センターの笹原和哉氏より「イタリアの水稲直播経営から導く技術開発の課題」についてお話しいただいた。乾直人(乾田直播に取り組んでいる仲間たち)は待ってましたとばかりの真剣な面持ちになった。およそ1時間にわたって、イタリアの水稲直播の歴史、現状、課題の説明に聞き入った。
日本より早く水稲直播の経営・技術の課題を克服したこと、今後の展望など、日本の稲作にも通じる技術改革や研究意図のよくわかる講演だった。質疑の時間が足りなく感じるような展開だった。
その後、北海道土を考える会の総会が行なわれ、2日間にわたる全日程は幕を閉じた。

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