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紀平真理子のオランダ通信

GreenTechで見た精密農業とイノベーション

アムステルダムで隔年開催される国際施設園芸の見本市GreenTechを訪問した。世界約30カ国から415の出展者がブースを構え、113カ国から9,700人の来場者があった。そのなかにアジア人、日本人の姿も多く見受けられた。
【精密農業の展開】
展示会中何度も目や耳にしたのはPrecision Agriculture(精密農業)とイノベーション。Precision Agricultureとは適正な機械の使用、最小限の重複、客観的な情報、適切な施肥、防除、エネルギー、そして労働ストレスの削減により収量の増加、労働の質の向上、環境へのストレス減を実現しようとするものである。各メーカーはこのコンセプトをもとに製品の有用性を説明していた。たとえば、Grodan社はストーンウールでルーツマネージメントを行ない、灌漑排水の再利用や1kg当たり60リットルの水でトマトの栽培が可能だと説明する。また、Lionz Light社はカスタムメイドで作物や施設の高さに合わせて光量と光拡散を変更できる照明ライトとセラミックのランプホルダーで適正なライトを情報と合わせて提供している。

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