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紀平 オランダの場合、大学とかの教育機関も結構商売っ気があります。話の最後には営業が入ってきますからね。
昆 商売にならないことはやらないというところはあるでしょうね。
紀平 そうですね。Win-Winの関係を望んでいます。情報とかネットワークの交換ができたらオープンに教えてくれますね。
昆 役所だから、大学だから受け入れるという感覚はないですね。
紀平 こちらにその気があれば個人でも受け入れてくれます。大企業だからどうということもありません。
昆 オランダのことが改めてよくわかりました。最後に一言お願いします。
紀平 オランダでいろんな農家に話を聞いたり、同時にインターネットで日本語で書かれたオランダのことの文献とかを見ていて、まるでオランダがすばらしくて、日本は遅れているという印象が植え付けられているんですけど、“少なくとも私がかかわった日本からオランダに視察にやってきた人たち”とオランダの農家は、じつは両方とも抱えている問題は一緒ですし、考え方もそこまで変わらないのではないか思いました。ただ、政策とかを含めて外的要因で違いが出てきているようです。それと、オランダ人のほうが合理的で商売人ということですかね。
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紀平真理子 キヒラマリコ
1985年、愛知県生まれ。2011年、オランダへ移住し、食や農業に関するリサーチ、本誌や馬鈴薯専門誌『ポテカル』への寄稿を開始。2016年、オランダVan Hall Larenstein University of Applied Sciences農村開発コミュニケーション修士卒業。同年10月に帰国し、農業関連記事執筆やイベントコーディネート、海外資材導入コーディネート、研修・トレーニング、その他農業関連事業サポートを行なうmaru communicateを立ち上げる。今年9月、世界の離乳食をテーマにした『FOOD&BABY 世界の赤ちゃんとたべもの』を発行。食の6次産業化プロデューサーレベル3認定、日本政策金融公庫農業経営アドバイザー試験合格。
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