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地域活性化という「遊び」

なぜ、一流の田舎を捨てて三流の都会になるのか?

「わたしたちのふるさと、なくなっちゃったんですよ」 数年前の夏 農場に響く子供たちの元気な声との大合唱の中 楽しそうにカレーを食べながら 一人の子供が 何気なく漏らした言葉が 今も忘れられない。
東日本大震災以降
福島原発事故の影響で県外移住を
余儀なくされている子供たちに
遊びに来てもらって
のびのび遊んでもらおうと
三和町有志の主催で開催される
サマーキャンプ。
一週間の滞在中みわダッシュ村にも毎年遊びに来てくれます。
受け入れを始めた当初は
力が入りすぎて考えが及ばず
のんびりしてもらうはずが
逆に子供たちを忙しくしてしまったこともありました。
それを打開するヒントになったのは
先述の子供との会話でした。
「どんなところだったの?」
「山があってね 川があってね 田んぼがあってね ここみたいなとこ」
その瞬間
そうだ!
この子たちのふるさとを作ろう!
体の中を電流が駆け抜けました。
この子たちが欲しがっているのは
大人があれもこれもと考える
おもてなしではなく
もっとシンプルで根元的なもの。
大人はあれがないと
ダメなんじゃないか
こうじゃないと
楽しくないんじゃないか
それが楽しい理由は?
などとすぐに考えたがりますが
子供はもっと単純に楽しめます。
楽しい理由は楽しいから
好きな理由は好きだから。

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