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【地域活性化という「遊び」】
なぜ、一流の田舎を捨てて三流の都会になるのか?
- 副村長 みわダッシュ村 山本晋也
- 第7回 2016年10月12日
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東日本大震災以降
福島原発事故の影響で県外移住を
余儀なくされている子供たちに
遊びに来てもらって
のびのび遊んでもらおうと
三和町有志の主催で開催される
サマーキャンプ。
一週間の滞在中みわダッシュ村にも毎年遊びに来てくれます。
受け入れを始めた当初は
力が入りすぎて考えが及ばず
のんびりしてもらうはずが
逆に子供たちを忙しくしてしまったこともありました。
それを打開するヒントになったのは
先述の子供との会話でした。
「どんなところだったの?」
「山があってね 川があってね 田んぼがあってね ここみたいなとこ」
その瞬間
そうだ!
この子たちのふるさとを作ろう!
体の中を電流が駆け抜けました。
この子たちが欲しがっているのは
大人があれもこれもと考える
おもてなしではなく
もっとシンプルで根元的なもの。
大人はあれがないと
ダメなんじゃないか
こうじゃないと
楽しくないんじゃないか
それが楽しい理由は?
などとすぐに考えたがりますが
子供はもっと単純に楽しめます。
楽しい理由は楽しいから
好きな理由は好きだから。
福島原発事故の影響で県外移住を
余儀なくされている子供たちに
遊びに来てもらって
のびのび遊んでもらおうと
三和町有志の主催で開催される
サマーキャンプ。
一週間の滞在中みわダッシュ村にも毎年遊びに来てくれます。
受け入れを始めた当初は
力が入りすぎて考えが及ばず
のんびりしてもらうはずが
逆に子供たちを忙しくしてしまったこともありました。
それを打開するヒントになったのは
先述の子供との会話でした。
「どんなところだったの?」
「山があってね 川があってね 田んぼがあってね ここみたいなとこ」
その瞬間
そうだ!
この子たちのふるさとを作ろう!
体の中を電流が駆け抜けました。
この子たちが欲しがっているのは
大人があれもこれもと考える
おもてなしではなく
もっとシンプルで根元的なもの。
大人はあれがないと
ダメなんじゃないか
こうじゃないと
楽しくないんじゃないか
それが楽しい理由は?
などとすぐに考えたがりますが
子供はもっと単純に楽しめます。
楽しい理由は楽しいから
好きな理由は好きだから。
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山本晋也 ヤマモトシンヤ
副村長
みわダッシュ村
1968年、京都生まれ。美術大学を卒業して渡米後、京都で現代美術作家として活動。そのかたわらオーガニックレストランを経営するも食材を種から作ってみたくなり、京都市内で畑を始める。結婚して3人の子供を授かったころ、農業生産法人みわ・ダッシュ村の清水三雄と出会い、福知山市の限界集落に移住。廃屋を修繕しながら家族で自給自足を目指す。土と向き合ううち田畑と山や川、個人とコミュニティーの関係やその重要性に気がつき、田舎も都会もすべて含めた「大きな意味での自給」を強く意識するようになる。この考え方は、美術家時代にドイツの現代美術家ヨゼフボイスのすべての人が参加して創り上げる社会彫刻という概念に影響を受けた。現在みわ・ダッシュ村副村長。
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