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北海道長沼発ヒール・ミヤイの憎まれ口通信

慰安婦像を前に考えた

米国入国審査
係員とのやりとり

2月にケンタッキー州ルイビルのファームショウに行ってきた。
入国審査で「どこに?」と質問されるのが面倒なので、物は試しだと考え、以前ノース・ダコタのヘクター飛行場で私を見て、かわいいと至極当然な日本語を話してくれた店員さんから勧められた胸あたりに「Fargo」(映画、テレビドラマのタイトル)とプリントされたポロシャツをこの日、このときのために着ていった。LAで入国係員は予想したとおり「どこに?」と聞いてきたので何もしゃべらず、自分の右手の人差し指をFargoの文字に示した。
失敗だった。入国係員は「ノース・ダコタのFargoか? なんでLAに来ているんだ? LAでは何をするんだ? どのくらい滞在するんだ?」と矢継ぎ早。当然「仕事は?」と聞かれたので「農家です」と答えると、「何を作っている?」。もちろん答えは「小麦と大豆」。ちょっと農業に詳しい係員になると「春小麦か?」。「ウインター・ホィート」と答えると係員は納得してくれる。
もう少しヒネクレた係員だと「なぜ農家なのに、この時期にLAに来られるんだ?」。そのときは「私の住む町はバッファロー、ニューヨークと同じ気象なので、毎年この季節は米国に来ることができます」と答えると大抵は「日本でそんな寒いところがあるんだー」となる。
いままでの経験上、どうも相手が自分よりも緯度が高いか明らかに寒い地域からやって来る場合と、そうではない場合とでは対応に違いがあるように思える。どう違うか表現は難しいが、米国内でも南部と北部の文化の違い、似た文化のカナダと異質な南部のメキシコとの関係や、ドイツを中心とした場合、スペインとスウェーデンの文化的な相違。まっ、稚内から与那国まで日本文化は同じだと、大和民族平等思想教育を受けた子孫には理解できないだろう。

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