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乗るようになりますと、『VIPワゴン』を読んでドレスアップに夢中になりました。いまは仕事で使うトラクターいじりや、トラクターを載せるトラックいじりをしています。
農機の簡単な整備は苦になりませんし、オーディオ機器も自分で後付けしています。農機は購入した後、町工場に頼んで自分が作業しやすいように改造してもらうことが多いです。トラクターの窓ガラスにはUVフィルムを貼っていますが、どうせ貼るなら色付きにしようと、赤や緑、黒の色付きのフィルムを選びました。色付きにするとエアコンの効率も良くなります。もちろん、外観も楽しんでいます。
いまはトラックの専門誌『トラッカーマガジン カミオン』(芸文社)も読んでいます。それを参考にしてトラクターを載せるためのトラックに色を塗ったり、トラックのタイヤのホイールを変えたりして楽しんでいます。同誌にはパーツの通販も掲載されています。派手なものが好きなので、よく運送会社のトラックが付けているような電飾パーツを買い、自分のトラックに取り付けています。
雑誌に載っているようなかっこいい車にしたい、目立ちたい、おもしろくしたい。最初はそれだけでしたが、バイクいじりや車いじりが農機いじりに発展しました。おかげで、仕事で使う農機にも詳しくなることができたと思いますし、機械いじりも自然と身についたと思います。(談)
森和彦
(三重県鈴鹿市)
経営概況:水稲25ha、小麦50ha、大豆50ha、子実トウモロコシ0.6ha、ゴマ0.5ha
『サステイナブル・コミュニティ』
(学芸出版社)、川村健一・小門裕幸
『スマート・テロワール』
(学芸出版社)、松尾雅彦
【まちづくり・地方活性化のバイブル】
『サステイナブル・コミュニティ』は一見、“まちづくり”の技術書だと思うかもしれませんが、私には思想的・哲学的な意味で大きな影響を与えてくれた本です。この本に巡り合ったのは1997年、私の血気盛んな現役時代でした。当時の私は、長野県立科町の姉妹都市である米国のオレゴン市で見た美しい街並みが日本と大きく違うことにショックを受け、まちづくりについてさまざまな研究をしていました。その時期にある先生からこの本が届いたのです。
本に書かれていた「コミュニティ」、「サステイナビリティ」の意味。晴天の霹靂とはこのことです。言葉そのものは知っていましたが、その意味、内容、本質はまったく未知のものでした。オレゴンの経験から考え出し、それなりに進歩した宅地造成を自分でやっていただけに、そのときの自分の考えとの落差の大きさに大きなショックを受けました。
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