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今月の数字

300億円超(欧州で日本食材卸を展開する宝酒造グループの海外売上高)

11月7日、全国農業協同組合連合会と農林中央金庫は英国の食品卸SFGホールディングスの全株式を取得したと発表した。
持ち株比率は全農が90%、農林中金が10%で、買収額は公表されていないものの、時事通信の報道では10億円程度と報じられている。SFGホールディングスが持ち株会社となっているSCOTCH FROST OF GLASGOW LIMITEDは1967年創業の生鮮・冷蔵・冷凍食品の輸入・卸売会社であり、英国内のエスニック食品市場で長い歴史と優位性を持っている。アジアや欧州を中心に260以上のブランド、1,000以上の商品ラインを扱い、英国全土に高級レストランなど2,500社以上の顧客を持ち、年間売上高は約69億円である。全農は同社の経営権を取得することにより、最終需要者へのアクセスを保有する現地のサプライチェーンを獲得し、日本産農畜産物の海外輸出の拡大を目指す考えだ。

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