記事閲覧
【海外レポート】
イタリア農業機械展(EIMA)の視察日記(前編)
- 齊藤義崇
- 2017年01月05日
- この記事をPDFで読む
農機展の本命は豊富な部品群
農耕地が国土の半分弱を占めるイタリアはEU屈指の農業国で、その農業生産額はEU第3位を誇る。降雨が多い北部ではかんがいが整備され、水稲や軟質小麦、酪農、畜産が盛んで、北海道に似ていると聞いていたので親近感がわいていた。
ミラノ空港から高速道路を利用して南下すること約3時間、高速道路を降りると急に道が混雑してくる。先ほどまでの農村風景が一変し、明らかに都会に入ってきたことがわかった。ボローニャ市には周辺を含むと約40万人が住んでおり、鉄道や高速道路の交差点でもあることから、イタリアでも発達した都市である。ここに到着するまで日本を離れてから約25時間を要した。
イタリア農業機械展は16年の開催で42回目を迎えたそうだ。ヴェローナの開催会場は36棟(約14万平方m)に分かれており、その広さにまず圧倒された。今回は3泊6日の強行軍である。いまさらトラクターなどの大物を見ても仕方がないと腹を決めていたので、初日は部品群、2日目に作業機、トラクターや収穫機などの大物は適宜見て回ることとした。
会員の方はここからログイン
齊藤義崇 サイトウヨシタカ
1973年北海道生まれ。栗山町在住。昨年、普及指導員を退職し、実家の農業を2014年から営む。経営は和牛繁殖、施設園芸が主体。普及指導員時代は、主に水稲と農業経営を担当し、農業経営の支援に尽力した。主に農業法人の設立、経営試算ソフト「Hokkaido_Naviシステム」の開発、乾田直播の推進、水田輪作体系の確立などに携わる。
海外レポート
ランキング
WHAT'S NEW
- 有料会員申し込み受付終了のお知らせ
- (2024/03/05)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2023/07/26)
- 年末年始休業のお知らせ
- (2022/12/23)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2022/07/28)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2021/08/10)
