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【編集長インタビュー】
我々と一緒に加工用馬鈴薯を作って儲けましょう/カルビーポテト(株) 代表取締役社長 中村一浩
- カルビーポテト(株) 代表取締役社長 中村一浩
- 2017年01月05日
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中村 それは当社の企業姿勢だからです。農業には長期的なビジョンや強い意志が必要です。その一例ですが、貯蔵庫を設置することで今後30年以上の長期にわたって馬鈴薯を買いますというコミットメントを農協や生産者のみなさんに対して示したわけです。ハードがあることでここからカルビーは逃げない。それは大きなことだったと思います。
昆 中村社長はそういう覚悟でやるということなんですね。
中村 そうです。我々は20年に35万tの調達量を実現する目標を立てています。
昆 最も大事なのはマーケットがあるからやるということです。その点で一番強いのは長期的な視点を持ち、世界一になろうといっているカルビーポテトと一緒に契約栽培に取り組むことです。しかし、そのためにはいっぱいハードルを越えてもらう必要があります。甘いことだけをいうべきではないですね。
中村 我々はサポートすべきことはしっかりします。一方、生産者のみなさんには自ら成長していただきたいです。勝手な思いですが、我々と付き合うことできっと生産者のみなさんも成長することができると信じています。
昆 いま、農業ほどチャンスに恵まれたビジネスはないと私は思っています。土地利用型の加工用馬鈴薯も有望です。フィールドマンが相談に乗ってあげながらやれることはいっぱいありそうだと思います。私どもでも積極的に勧めていきたいです。
中村 我々はフィールドマンというインフラを持っていますので、彼らが技術的なサポートや機械も協力しますので、みなさんの心の不安を少しでも払拭して一緒に歩めればと思います。ただ、まったくリスクがないものではありません。そこは役割分担しながらやっていきたいです。我々は真摯に向き合い、逃げることもしません。
昆 今後の展開に期待しています。本日はどうもありがとうございました。
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中村一浩 ナカムラカズヒロ
カルビーポテト(株)
代表取締役社長
1960年、北海道増毛町生まれ。84年、カルビーポテト(株)入社。執行役員営業本部長、同経営推進本部長、カルビー(株)北海道事業本部長を経て、2016年6月に現職へ就任する。「じゃがりこ」の開発者の一人でもある。
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