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【地域活性化という「遊び」】
ないところにこそあることのありがたみを感じる機会
- 副村長 みわダッシュ村 山本晋也
- 第10回 2017年01月05日
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「またやってるの?」
とよく言われますが
「まだやってます」
「またやってます」
移住以来地元では
もはや我が家の名物になりつつある家の改装。
技術の進歩で
現代の農業に農閑期というのは
なくなりつつありますが
僕達が暮らすような中山間地では
今頃になると
草との戦いがない分
時間や気分的にもなんとなく
農閑期のような気持ちになるのです。
そんな農閑期には
薪(まき)やホダ木の調達を兼ねての
裏山の整備という
重要な仕事もありますが
我が家ではこの農閑期の家の改装はとても大切な仕事です。
■
7年前に来た当初
家のまわりは草だらけ。
敷地には井戸があるだけで
台所もなく
壊れた窓にはとりあえず
ブルーシートを張って
家というより
大きな木造のテントみたいな感じで
庭で調理をしてそこにある水道で
洗い物をしたりしていました。
当時子供もまだ小さかったので
彼らの辞書には
不便という言葉は無く
毎日がキャンプみたいだと大喜び。
しかし冬になり洗ったお皿の水滴が凍ってしまったりすると
さすがに家の中に
水道が欲しくなりました。
現代の農業に農閑期というのは
なくなりつつありますが
僕達が暮らすような中山間地では
今頃になると
草との戦いがない分
時間や気分的にもなんとなく
農閑期のような気持ちになるのです。
そんな農閑期には
薪(まき)やホダ木の調達を兼ねての
裏山の整備という
重要な仕事もありますが
我が家ではこの農閑期の家の改装はとても大切な仕事です。
■
7年前に来た当初
家のまわりは草だらけ。
敷地には井戸があるだけで
台所もなく
壊れた窓にはとりあえず
ブルーシートを張って
家というより
大きな木造のテントみたいな感じで
庭で調理をしてそこにある水道で
洗い物をしたりしていました。
当時子供もまだ小さかったので
彼らの辞書には
不便という言葉は無く
毎日がキャンプみたいだと大喜び。
しかし冬になり洗ったお皿の水滴が凍ってしまったりすると
さすがに家の中に
水道が欲しくなりました。
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山本晋也 ヤマモトシンヤ
副村長
みわダッシュ村
1968年、京都生まれ。美術大学を卒業して渡米後、京都で現代美術作家として活動。そのかたわらオーガニックレストランを経営するも食材を種から作ってみたくなり、京都市内で畑を始める。結婚して3人の子供を授かったころ、農業生産法人みわ・ダッシュ村の清水三雄と出会い、福知山市の限界集落に移住。廃屋を修繕しながら家族で自給自足を目指す。土と向き合ううち田畑と山や川、個人とコミュニティーの関係やその重要性に気がつき、田舎も都会もすべて含めた「大きな意味での自給」を強く意識するようになる。この考え方は、美術家時代にドイツの現代美術家ヨゼフボイスのすべての人が参加して創り上げる社会彫刻という概念に影響を受けた。現在みわ・ダッシュ村副村長。
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