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【人生・農業リセット再出発】
読書家の家康が日本を創った!
- 作家 元国際線乗務員 黒木安馬
- 第191回 2017年01月05日
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愛知県岡崎で大名の松平家に生まれて幼名は竹千代。松平は岐阜の織田信長と静岡の今川義元の強大な勢力に挟まれ、竹千代は8歳で今川家に人質に出される。そこで今川家の軍師である臨済寺の太原雪斎(たいげんせっさい)に教育を受ける。人質の孤独の中で与えられた兵法、儒学、易学、医学の本を読破。雪斎は、『妙心寺史』に「後日大鵬の雄飛」と竹千代のことを書き残し、評判は今川義元に届いて有能な武将として取り立てられる。今川が信長を攻めている時に、前線に兵糧を届ける大役を家康は命じられたが、そこは織田軍に取り囲まれて入り込む術がなかった。困った家康は落ち着いて『孫子の兵法』を読み始める。「強い敵には餌を撒いて罠にかけるべし」、1カ所の敵陣に攻撃を仕掛けると敵は救援に集まってくる、その隙を縫って兵糧を運び、策は大成功。ところが大事件が勃発、信長が桶狭間で急襲をかけて義元の首を討ち取った。今川軍は離散し、家康は信長軍のど真ん中で孤立。そこでも冷静になって兵法書を読み始める。取った策略は、捕虜にしていた織田方の武将を先頭に立て織田陣営だと見せかけ敵陣地を通り抜けて故郷の三河に帰って来たのである。
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黒木安馬 クロキヤスマ
作家 元国際線乗務員
高校時に米国留学後、早稲田大学を経てJAL国際線客室乗務員として30年勤務。世界初の「カラオケ・フライト」や「1万メートル上空・北島三郎機上コンサート」などを実現させる。千葉の自宅は1300坪の山林を開墾してプール、テニスコート、コンサートホール等を手作りする。現在、(株)日本成功学会社長として自己啓発や社員教育で講演中。著書に『成「幸」学』(講談社)、『あなたの人格以上は売れない!』(プレジデント社)、『出過ぎる杭は打ちにくい!』(サンマーク出版)、『面白くなくちゃ人生じゃない!』(ロングセラーズ)、『リセット人生・再起動マニュアル』(ワニブックス)、『小説・球磨川』(上下巻・ワニブックス)などがある。 E-mail:yasuma@myad.jp URL:http://www.3percent-club.com
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