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【地域活性化という「遊び」】
年越しから新年へ 穏やかな時がめぐる山里の暮らし
- 副村長 みわダッシュ村 山本晋也
- 第11回 2017年01月30日
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「出た出たー」
朝もやの中に
子供達の元気な声が響きわたり
限界集落の小さな神社で年末の掃除と飾り付けが始まりました。
手水場は
山から水を引いているのですが
最近は動物が水路を崩したり
秋から冬にかけては落ち葉などで
すぐに詰まってしまいます。
移住より8年目を迎える子供達は
どこが詰まりやすいかを心得ていて水路を通すのは慣れたもので
大人が言わなくても
それぞれ持ち場へ直行
あっという間に通してしまいます。
■
しめ縄やお供えのお餅はもちろん
じいちゃんばあちゃんの手作り。
お飾りに使う
竹や松、南天、ウラジロは
ちょっと探せばそこらにあります。
参道に落ちている杉や檜の葉は
熊手で集めて
休憩のとき暖がとれるように集めてたき火をします。
風の音、鳥の声、熊手や竹箒の音
パチパチと音を立てて燃える針葉樹
澄み切った朝の空気と煙の匂い
それぞれが絶妙の割合で混ざり合って僕の心を震わせてくれるので
毎年思わず「ほーーー」っと
ため息をついてしまいます。
名付けて「ザ・限界集落ブレンド」。
これはクリスマスツリーや
クリスマスソング
カウントダウンライブや
ゆく年くる年、紅白歌合戦より
ぐーっと胸の奥に迫り来るほどに
年末を感じさせてくれます。
山から水を引いているのですが
最近は動物が水路を崩したり
秋から冬にかけては落ち葉などで
すぐに詰まってしまいます。
移住より8年目を迎える子供達は
どこが詰まりやすいかを心得ていて水路を通すのは慣れたもので
大人が言わなくても
それぞれ持ち場へ直行
あっという間に通してしまいます。
■
しめ縄やお供えのお餅はもちろん
じいちゃんばあちゃんの手作り。
お飾りに使う
竹や松、南天、ウラジロは
ちょっと探せばそこらにあります。
参道に落ちている杉や檜の葉は
熊手で集めて
休憩のとき暖がとれるように集めてたき火をします。
風の音、鳥の声、熊手や竹箒の音
パチパチと音を立てて燃える針葉樹
澄み切った朝の空気と煙の匂い
それぞれが絶妙の割合で混ざり合って僕の心を震わせてくれるので
毎年思わず「ほーーー」っと
ため息をついてしまいます。
名付けて「ザ・限界集落ブレンド」。
これはクリスマスツリーや
クリスマスソング
カウントダウンライブや
ゆく年くる年、紅白歌合戦より
ぐーっと胸の奥に迫り来るほどに
年末を感じさせてくれます。
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山本晋也 ヤマモトシンヤ
副村長
みわダッシュ村
1968年、京都生まれ。美術大学を卒業して渡米後、京都で現代美術作家として活動。そのかたわらオーガニックレストランを経営するも食材を種から作ってみたくなり、京都市内で畑を始める。結婚して3人の子供を授かったころ、農業生産法人みわ・ダッシュ村の清水三雄と出会い、福知山市の限界集落に移住。廃屋を修繕しながら家族で自給自足を目指す。土と向き合ううち田畑と山や川、個人とコミュニティーの関係やその重要性に気がつき、田舎も都会もすべて含めた「大きな意味での自給」を強く意識するようになる。この考え方は、美術家時代にドイツの現代美術家ヨゼフボイスのすべての人が参加して創り上げる社会彫刻という概念に影響を受けた。現在みわ・ダッシュ村副村長。
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